本日でパリ店が10周年を迎えさせていただきました。
無謀だと笑われるようなこの挑戦を
10年間続けさせてもらえたのは
たくさんの人の支えがあったからだと感謝しています。
どんなふうに見ていただけているかはわかりませんが
10年間経った今なお、
正直、しがみついている。
というような状況です。
一進一退。少しずつ良い兆しが見えてきたと思えば、
また後退する。ということをずっと10年繰り返してきました。
一部の顧客には、パリでも信用や評価を得て、
日本で経験できないようなイベントの仕事を
依頼してもらえる機会もありますが、
店舗としては、チームを構築していくまでにはなかなか持っていけず、
利益をしっかり残していく有能な経営者なら
撤退の判断をしているような状況かもしれません。
それでも、
世界一好きな花屋のある人生を提供する。というミッションを
掲げている私たちにとっては、
挑戦は、とても大切な要素の一つで、
いろいろな試行錯誤を10年続けてきているというのが、現状です。
具体的にいうと、
今は店舗販売はほぼなくして、ギフトは予約のみ、
イベント、スクール、映像制作、が主な活動になっていますが、
パリに新しいスタイルを提案するような花屋となるためには
ギフトのシェアをもっと増やしていきたいです。
そして日本のスタッフたちをどんどんパリ店で仕事させたい。
その経験をまた持ち帰って日本での仕事に生かしていく。
そんな好循環をなかなか作れずにいます。
そしてプロダクト。
フラワーベースをどんどんリリースしていけるようなサイクルにもっていきたい。
国を超えた支店展開で、花のビジネスをブランディングしていくためには
国ごとのローカルの花を生かせるような
【フィロソフィー】と【スタイル】と、
そしてブランドを象徴するような【フラワーベース】があれば
成功率があがるというのがいま予測です。
逆にいうと、パリで、ビジネスモデルとして成功できれば、
さらなる展開がしやすくなるということです。
課題としては、ずっとクリアできていない
日本も含めた全体としての組織づくり。
そして資金。
ギリギリ30代で、パリに支店が出せた谷口も、今月末で
50歳を迎えます。
世界一好きな花屋といってもらえるような、特別な花屋にしていくために
アイロニーは世界ブランドの花屋をつくるというヴィジョンがあります。
次の10年は、もっと急がないといけない。
引き続き、いつまでたっても厨二病の花屋のおじさんが代表を勤めている
小さな花屋の挑戦を
楽しんでいただければ幸いです。
お祝いでなにか素敵なものをいただくことがあるのですが、
われわれは、世界一好きな花屋だと言ってもらうことが嬉しく、
とくに仕事を依頼していただき、アイロニーの花を求めていただくことが
嬉しいことですので
引き続きアイロニーの花を楽しんでください。
#世界一好きな花屋 #パリ進出








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