みなさまこんにちは。
先日よりアイロニーアカウント @jardinduillony の方では
毎晩ライブ配信をしてお知らせしておりました、
芦屋本店の移転リニューアル。
物件の契約が無事終わり、クラウドファンディングの準備もできてきました。
私たちアイロニーが、日本でたくさんの仕事をさせてもらうなかで、
まだまだ日本のフローリストの認知や地位が低いことに疑問を感じて、
ブランディングのためにパリに進出してもう直ぐ10年になります。
パリでアイロニーの花を世界の目線で見つめ直し、
それを伝えようとしていく中で思ったことは、
私たちは日本で生まれ育てられてきた花屋だということ、
とくに芦屋から始まった花屋であるということでした。
原点である芦屋本店の役割は、アイロニーの花を好きな人たちが
世界中から集まる店です。
22年前の創業時には、
1人で気ままに長く続けられればいいか程度に思っていたので、
店は8坪、壁のペンキは自分たちで塗った、手作り感満載の店のままです。
愛着はあるのですが、
たくさんの人が集まってもらうには、小さすぎます。
2階の教室スペース兼オフィスも6人が限界。
近隣に倉庫や作業場を少しずつ借りていますが、
人が集まるイベントは、いつもイベントスペースや
ホテルを借りて行っていました。
そんな中、現在の芦屋店の隣に広い物件が空きました。
この通りに店を出そうと決めた時に、
どこかヨーロッパの街並みの雰囲気を感じさせてくれるレンガづくりの建物。
間口も広く自然光が入る場所も多く、花をきれいに見せてくれそうな物件です。
ここに本店を移転できれば、
アイロニーファンが集まれる店を作れる!
そんな想いでドキドキしながら物件が借りられるか、
家主さんに問い合わせをしていました。
無事オーケーをもらって、どんな店にしようかと考えたところ、
今までの三店舗のときは、資金がなかったのもありますが、
できるだけ花をたくさん使いたいので、
なるべく他のものにはお金をかけずに、
シンプルなものでいいという考えでやってきましたが、
パリに行ってから、空間の素晴らしさが
いかに花を美しく見せてくれるかを知って、
空間にもしっかりとお金をかけていい店を作りたくなりました。
いい空間ができれば、花だけでなく、集まってくれる人たちもいい写真が撮れる。
その写真をみて、もっと人が集まってくれる店になれば。
パリに行ってからもう一つ気づいたことが、
私たちが積み上げてきたものは、
自分たちの思う綺麗にこだわってきた花だけではなくて、
こだわってきたからこそ、深く伝わった人たちが全国各地にいてくれて、
その人たちがイベントなどで繋がって仲良くしてくれているという
『花の縁』こそが、アイロニーが22年間積み上げてきたものの
成果だとわかりました。
であるならば、店作りは、もっと人と人が繋がれる、
縁を生み出せる場であるべきです。
そして、それこそを世界に発信していく店として
世界一好きな花屋を目指して行きたいと思っています。
そんな店づくりに賛同してくださる方にぜひ、
内装や什器などに少しでも良いものを選び、素晴らしい空間にするために、
ご支援をいただけないかと、
クラウドファンディングを立ち上げることにしました。
はじめは、大手のプラットフォームを利用して行うことを考えたのですが、
生花のリターンに制約があったり、手数料を20%近く引かれたりすることもあり、
自分たちのサイトの中で、オンラインストアで商品として
販売していくことにしました。
多くの人の目には止まらないかもしれませんが、
日頃からアイロニーの花を好きな人たちと一緒に
新しい店を作っていければ嬉しいです。
こちらのリンクから支援のページに繋がっていますのでぜひ、
色々なリターンの中からお選びいただき支援していただければ幸いです。
▽クラウドファンディング特設ページ
https://www.illony.com/projects/
これからも皆様にとって世界一好きな花屋になっていけるように
頑張って行きたいとおもいます。
谷口敦史
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