昨日に引き続き過去の好きな話しを再投稿。
『花をもらう女』
先日パリジャンの花贈りについて投稿したあと、
とある素敵なおねーさんからメールいただいた。
日本人にも、
デートのたびに一輪花を買ってきてくれる人と、
旅行から帰ってくるたびに花束を持って迎えに来る人がいましたよ。
と。
さすが素敵なおねーさんは花貰いエピソードも素敵だ。
そのあとがもっと素敵だった。
すごい女たらしと
すごい不器用な人でした。
と。
俺はどっちも好きだなぁ
と返事すると、
そう、どっちもとても素敵な人でした。
という。
さすがだ。
そして毒気もある素敵なその人は、俺も同じ毒吐きだとよくしっていて、
こう続けた。
中途半端な男が一番花を贈らないのよ。
でも、もっと悪いのは中途半端な女が花を喜ばなさすぎるのよ。
おおぉ。
俺がいつか映画をつくるならヒロインにこのセリフを言わせよう。
そういえば、
数年前ニューヨークで花屋をしてる女性と知り合うことがあった。
彼女はかの画家シャガールのお孫さんで、
俺は彼女が主賓のパーティに招かれたのでブーケを束ねて持っていった。
イブピアジェのブーケだった。
彼女の喜び方はいまでも忘れられない。
自分がブーケを贈ったことが誇らしく思えるくらい、幸せな気分にしてくれた。
もっと嬉しかったのは、
その後たくさんの人と話をしているパーティの間、
彼女はブーケを誰かに預けたりどこかに置いたりせず、
ずっとブーケを大事そうに抱えたままだった。
いまでもこの時のことを思い出すと誰かに花を贈りたくなる。
よく日本の男は花を贈らないと議論されるんだけど、
どうぞこれを読んでくださっている素敵な女性のみなさま、
花をもらったときは、
その嬉しさを
思いっきり表現して
伝えてあげていただければと
花屋のおじさんは思っております。
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