パリと日本の花屋仕事の違いで大きく感じることの一つとして、提案がある。
日本からの社員の経験のために、パリ店に2ヶ月出張に行ってもらっていた頃に、
店頭で接客してもらうと、それなりにキャリアのある人でも、
いかがなさいますか?
というスタンスでお伺いをたてる人が多い。
それに対して、フランス人やイタリア人スタッフは、
まだ花の仕事を始めたばかりの人でも、
今日はこれがいいわよ。と自分の好きな花を真っ先に薦める。
そして、お客さんの方も、
どうなさいますか?というスタッフに、
私が選ぶのならあなたから買う意味がないわ。提案しなさいよ。と言うことがあった。
花を沢山並べて自分で選べるマルシェもあるので、
アイロニーを選んでくれている人は、少し高くても
アイロニーの提案に価値を感じて来てくれている。
これは、我々のすべての仕事に当てはまることで、
言われたことだけをするのは、作業で、その価値は低くなる。
より良いものを提案できるから職人としての仕事の価値を高めていくことができる。
よく花屋業界は薄給だと言われる。
それは文化や社会や会社だけの問題
ではないし、
例えそうであっても、
それを変えていけるのは
自分の行動以外は何もない。
アイロニーは花屋として、
社会のニーズやお客さんの要望に応えられているだろうか?
そして、自分達の仕事の価値を高めるために、社会のニーズが気づいていないことを
提案
できているだろうか?
なんてことを思いながらおはようございます。
本日も花と共に皆様の一日が穏やかで美しくありますように。
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