2月13日
『弟子の構え』
アイロニーでは、レッスンの生徒さんには、自分の『綺麗』を見つけてもらうことを
一番大事なこととしているので、あまり押し付けはしません。
はじめのデモンストレーションでこういうことを考えて
こういう風に束ねたり生けたりしています。という説明をしたら、
その後は自由にやってもらいます。
谷口と同じようにする必要はないし、
谷口が思っている美しいと思っている感覚を完全に理解して
再現することは簡単にはできないので、
たまに来るレッスンでそれを狙うのはあまりいいことではありません。
よく、それを中途半端に伝えようとしている人がいて、
こうしたら綺麗だよ。という自分の感覚を、生徒さんはいまいち理解できないのに、
型の部分だけを、真似させて、いいのか悪いのかわからないままそれをさせている。
もしくは、してしまう人がいて、せっかくきれいな花を
感じられる要素がほかにもたくさんあるのに
そのルールにとらわれてしまってもったいない。と感じることがあります。
たしかに、その人が綺麗と感じることを見つけてもらうことは難しいかもしれません。
何度も何度も花を束ねてみると違いを認識できて、
違いのどちらが好きなのか。ということが徐々にわかってきます。
それを教える方も学ぶ方もすっ飛ばしちゃうことが多いので、
こうしておけばいいんです。こうしておけばいいのか。
というような乱暴なことが起こっているのだと思います。
また、日本では昔から、自分がどう感じるかよりも、
みんなどうするか。を優先すべきというような物事の捉え方の
一面も影響しているかもしれません。
というようなこともあり、谷口のレッスンは、
自分の束ね方を話したあとは、自由にやってくださいねー。という感じで放置です。
たまに先生これでいいですか?と聞かれると、
自分はどう思うんですか?と聞くようにしています。
僕的にはもう、その生徒さんが一生懸命束ねた花たちは、
だいたい綺麗と感られるので、いいなぁ。。と思ってしまいます。
その上で、その生徒さんの綺麗と思う感じには一致してないということであれば、
その生徒さんの綺麗がきれいと感じるのは、
こういうことかなぁと想像して、こうなっているから
沿う感じられないのかなぁ。。と聞いています。
何度も何度も、いくついくつも束ねたり見たりして自分の綺麗を見つけてください。
ただ、アイロニーのスタッフへの教え方は全く違います。
それはなぜかというと。。。
ながーい考察を書きました。続きはオンラインサロンにて。アイロニサロンでもコメントが活発になってきてくれて読むのも楽しくなってきました。ありがとうございます。
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