さて、今の段階でも経済の打撃はリーマンショック以上と言われています。
リーマンショックのあったタイミングは、うちが芦屋で本当にたくさんのブランド装花を担当さてもらって、イケイケで東京にも出店だー!と店舗を増やしたタイミングでした。笑。
外資系のハイブランドの装花は軒並み半分以下くらいにカット。
なかなか厳しい状況で立て直すのに5年ほどかかりました。涙。
そこからは、パリ出店を見据えて、自分たちがブランドになるように自分たちのテイストの花をユーザーにしっかり提案できるように、コツコツと地道にしていく道を選び、
大きな仕事のさそいであっても、10年20年スパンでみて、自分たちの綺麗を提案できない仕事は断るようにしてきたので、
企業のブランドイメージ以外は求められていないというような
ブランドの装花は徐々に無くなっていきました。
そんな中でも、全幅の信頼で、アイロニーの花をと言ってくれるブランド(もしくは担当者の方)の仕事は続けさせてもらっています。
さて、リーマンショックでほとんどのブランドが定期の花をストップするか、半分に減らすという措置を取っていた際に、
花を減らしてどうするんだ。上層部の方の声で、
そのままの予算でずーーと続けてくれていたアパレルのお店がありました。
セレクトショップのSTRASBURGOさんです。
そんなストラスブルゴさんの神戸の店舗の担当者の方で、
当時からずっと花を依頼してくれている担当者の方から、
店内に桜を飾って欲しいと、依頼がありました。
芦屋店のスタッフたちに任せて、仕事を進めてもらったのですが、今日嬉しい話がありました。
桜を飾った、神戸と京都の店が、
想像以上に売り上げが伸びたので、東京の4店舗でもぜひ飾って欲しいとの話をもらったのです。
例年も、桜をいろいろなブランドブティックに飾らせてもらうことはよくあるのですが、今年は特に、こんなときだから、来店されるお客さんに気持ちが伝わったのかもしれません。
我々は、花のちからとよく普段口にしますが、
企業やお店がおもてなしにつかうような花は、やはり目にあらわれない、癒しや気持ちの部分も大切だけど、
こうやって数字に現れていくようなものを目指していきたい。
こういう状況はできれば今後は起こらないで欲しいし、1日も早く世界中で収束してほしい。
今後は、このことをみんなで意識して、平常時にも、花が数字にアプローチできるような仕組みをめざして仕事をしていきたいと再度思いました。
さて、桜。やはり一番好きな花です。
お出かけできずに、桜を楽しめないという人もいるのではないのでしょうか?
アイロニーでは、桜の咲く時期までは、先取りの桜をということで、桜のシランドルアレンジというのをオンランストアで全国発送していましたが、今年は、桜の時期もたくさんご依頼いただいています。
皆様も是非。外出を控えているおじいちゃんおばあちゃんに花を贈ってみませんか?写真はストラスブルゴさんの装花、シランドルアレンジはもっと小ぶりでテーブルや台の上に飾っていただくようなものです。
https://www.illonyshop.com/product/867
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