blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2020年3月 2日

ディプロマコースカリキュラムの紹介(2) 月と星

今日は次回の日本帰国時に開催されるディプロマコース6日間のうちの1日 月ディプロマを紹介します。(ちなみに生徒さんがどれを取ったか忘れないように便宜上つけた名前で、内容とは関連していません。
たんぽぽ組とかウサギ組みたいなものです。)

3月は

3月22日(日)
【Lune Diploma】(月)
・カメラの基本知識と花写真の撮り方
・花嫁のためのグラフィックブーケ
・同じ素材で束ねるテイストの違うブーケ
・プランツを使ったモダンなスタイルのコンポジション

3月23日(月)
【Etoile Diploma】(星)
・カメラの基本知識と花写真の有効活用
・ブーケドマリエ 花嫁のためのウエディングブーケ
・コンポジションシランドル
・色合わせと花合わせのルール

のうちの、月ディプロマ。(月曜の意味ではありません。日曜開催だし)

ディプロマコースはいつも朝9時スタートです。
谷口から挨拶をして、その日のメンバーの花歴を確認するために軽い自己紹介などをする場合もあります。

1枠目は 実技 花嫁のためのグラフィックブーケ です。
ディプロマコースの実技レッスンが他の単発レッスンと違うのは、
テーマへの理解を深めるための講義がセットになります。

成り立ちや、実際の仕事の現場での注意点、その日の花材以外の同テーマの作品などの作例をみてもらった上で、実際の自分の仕事でも生かせるようにしていきます。

素材や産地、水揚げの注意など仕事目線での解説つきのデモンストレーションを見ていただきます。

そのあと皆さんの制作タイムです。

それぞれの制作では、形にはめることなく、自分の感覚、自分の綺麗という判断を見つける手助けをしていきます。

完成した作品は、全作品、谷口が一眼レフで写真を撮り、今後の仕事の資料としてつかえるようにデータをメールにて送りますので、開業時のHPなどにも使っていただけます。

午前の二枠目は、いつも講義をします。

この日の講義は、カメラの基礎知識と花写真の有効活用 です。
インスタグラムでの発信が大きく集客につながる昨今、ますます写真の重要性は高まっていて、アイロニーではフローリスト自身での撮影を強く推奨しています。

まずはカメラ選びに必要なカメラの基本的な知識を。

その後は、簡単に撮影をして(撮影は星ディプロマのカメラの講義で詳しくやります)

撮った写真をどのように処理して、管理して、活用していくか。

日々の仕事の花写真が、花屋にとっていかに資産になっていくかを解説します。

これはキャリアの初めに知っておいて欲しいことです。

そしてランチを挟みます。

たくさん質問を用意しておいてくれると嬉しいです。なんでも詳しく答えます。そして、生徒さん同士でも交流を深めてフローリスト同士の横のつながりも作っていってください。これも同じように大切資産となります。

午後は、

プランツをつかったモダンなスタイルのコンポジション。
根付きのプランツをどのように切り花の仕事にとりいれるか?
それによって得られる効果は?他にもどんな例があるのか?
などを話しながら、引き出しを二つ三つ増やしてもらいます。
これも必ず今後の仕事に役立ちます。

午後ふた枠目は、
同じ素材で束ねるテイストの違うブーケ。

花屋には必須のスキルである、束ねわけ です。

花の仕事は、どんな時も
素材選び、素材の組み合わせ、で8割が決まってくると言えますが、
あとの2割は、職人の技術です。
その2割で差がでてきます。

その部分を詳しく解説してデモをみてもらって、
そのあと同じように、同じ素材を、一度目はこんなテイスト、
2度目は、また違うガラリとちがうテイストに、
同じ素材でも大きく雰囲気が分けられる事を確認してもらいます。

これも仕事の幅を広げるために重要な知識と技術です。

という1日となっています。

開業時にスムーズに仕事を始められるようになるなポイント。
開業後は
初めてのやったことのないことばかりが現れる職種なので、不安もたくさんですが、卒業生には、そんあときは気軽に連絡してもらっているので、すぐにアドバイスをします。なんでもすぐに挑戦してきたアイロニーは失敗の経験もたくさんあるので、こういうところに気をつけて!みたいなアドバイスも得意です。

そして、一番価値があるなぁと自負しているのは
長く続けていくための仕事の幅です。20年近く日本の花の第一線で仕事してきた実績があります。

一クラス二万五千円で1日4クラスで10万円。

価値を感じて、それ以上を取り返してもらえればと思っています。

3月はまだ空席ありますのでお早めにぜひ。

https://www.illony.com/lesson/lafiliere/la_filiere_6.html


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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