今日はこのブーケを束ねた後に、パリにブティックをもっているベルギー初のラグジュアリーなニットのブランドに呼ばれてイベントの打ち合わせに行ってきました。
インストアイベントで、店内にフラワーブティックをつくって、顧客にブーケを束ねてあげるというような話しを事前にメールで聞いていた。
話を聞きながら、
はじめての取引になるし、おれは外国人だし、外国人との仕事になるので、
いつもより
クライアントがイメージしているものを推察することに神経を傾ける。
全然常識ラインが違うかもしれないので。
今日は、クライアントが求めていることが
なんだそんなことでいいの?というような感じだったので、
もっとあなたたちのブランドのコンセプトに寄り添ったものを作ったり、あなたちのイベントオリジナルのものを特別に考えて提案することなんかもできるよ。と話した。
そしたら、打ち合わせをしていたマネージャーらしき人が
そんな必要はないの。jardin du I'llony の世界観そのままでいいの。jardin du I'llony という特別な花屋を私たちのお客様に紹介したいの。(フルネームで何度もjardin du I'llonyと呼んでくれることにも敬意を感じた)
と言ってくれた。
ああぁ、こういうことがしたくてパリにきたんだったと強く思い出した。
日本でブランドの仕事をたくさんさせてもらっていた頃は、それはそれで楽しかったしありがたかったけど、なかなかこういうことがなかった。
パリのほうが、花屋をきちんとアーティストとして捉えてくれることが多い。でも、花屋がみんなそう捉えられてるわけではない。特別なものをわかってくれる人が多く、
特別な花屋の価値が高い。
そして、特別と捉えるハードルも随分高い。
今日なんかそんなことを考えながら店に戻ってきて、
俺はまだ日本で積み重ねてきたことが、たまたまフランス人や他の国の人に特別に映っているだけで、パリで特別なものを生み出していないと気づいた。
そして、どう取り組むべきかも気づいてしまった。
気づいてしまった。
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