初のオランダでのデモンストレーションイベントを終えました。
ことの始まりは、数ヶ月前にカッチャという
オランダのフローリストがパリ店にレッスンに来てくれたのですが、
彼女がぜひオランダにアツシを呼んでイベントをしたいと言ってくれました。
カッチャが色々と動いてくれて、
パフュームフラワーカンパニーという
バラの商社が毎年やっているイベントの
マスタークラスという枠に招待してもらえることになりました。
ニューヨークに呼んでもらった時もマスタークラスと呼んでいたので、
同じ感じかなと思っていたのですが、
レッスンではなくて、デモンストレーションで
代表的なスタイルを作って見せて解説してとのことでした。
カッチャのオーガナイズは、
すごく細かいところまでいろんなことをしてくれて、
500ユーロのチケットもすぐに満席になったと伝えられていました。
スタイルの解説がメインだというので、
通訳してくれる人探した方がいいかなぁと思ったのですが、
カッチャがアツシの英語を私がオランダ語に通訳するわねとか言うので、
日本語英語オランダ語となると、
なんだかグダグタになりそうだなぁと思い、
タニグチイングリッシュでいくことに。
不安点といえばそのくらいだったのですが、
いざ現地についてみたら、バラは最高なんだけど、
バラ以外の注文していた花が全然揃っていない。笑。
どうやら、主催のバラの商社は、
それほど俺のことも知らずウェルカムモードでもない雰囲気が。。。
ああ、これはカッチャがかなり頑張ってくれたから決まったことで、
結構アウェイのしんどい仕事かもしれないなぁと察しました。
20枠のうちの数枠は、主催者が招待枠として使っているものもあるとのことでした。
ああぁ。これはますます冷ややかな目でどれみてやろうか。
というアウェイ感満載のなかで、
しかもカタコトのタニグチイングリッシュでの勝負になるのか。。
とまた漫画BECKのはじめのアメリカツアーをイメージしていました。
まぁ、なるようにしかならないからなぁと、
前日の準備にとりかかります。
足りない花を買い足しに世界最大のフラワーマーケット、
アールスメールに走ります。
アールスメールは世界一の規模なのですがデカすぎて、
細々した素材が色々揃うとかじゃなくて、
ドーン、ドーンと大量の花が流通してる感じなので、
問屋で自分に必要な花を探すのもかなり苦労しました。
鉢物に頼ってなんとか、アイロニ花をかき集めて、会場づくり。
商社の人たちは誰も手伝ってくれずに、
他の仕事で忙しそうでしたが、カッチャが頑張ってくれて、
なんとかアイロニの雰囲気が作れてきました。
そうすると、おっ、きれいだな。とちらほら人が集まってきて、
コーヒー飲むかいとか、ピザ頼むけど食べる?とかちょっとずつ雰囲気に変化が。
いい兆しが感じられたところで、準備も終えて、帰って休むことに。
カッチャの自宅のゲストルームに泊めてくれます。
旦那さんでカメラマンのクリスがめちゃうま手料理でもてなしてくれました。
ワインをたくさん飲んでたくさん話して12時頃にベッドに倒れ込みました。
副素材も英語も不十分なので、心配だったのでしょうか
3時には目が覚めて、日本との仕事のやりとりをしながら、イメトレをしました。
7時には朝ご飯だよと前日に話していたときに、
サーモンでいい?と聞くので、ありがとうと答えました。
サーモンとパンでいい?と二回聞かれたので、なんだろうと思っていて
朝になってわかったのですが、
日本の朝ごはんは鮭を食べるというのを調べてくれたみたいで、
でも彼らは朝からサーモンはたべないので、合ってるの?
という意味で確認していたようでした。
焼鮭ではなく、もちろんスモークサーモンでしたが
パンと合わせてなかなかのボリュームで
せっかく俺のために用意してくれたから完食せねばと思って食べてから、
あぁ、なんかこれで腹壊したりしてイベント大変みたいなことになったりしてなぁ。
とか珍しく悪いことが頭をよぎっていました。
まぁ、全然胃腸は丈夫なんで、そんなこと一切なかったんですけど。
そんなこんなで会場についたら、すぐにゲストが来始めました。
オランダだけでなく、南アフリカ、ウクライナ、キエフ、ベルギー、
ウィーン、イギリス、と色々な国から集まってくれていて、
みんな集まるまでに話していると、
このためだけにわざわざ飛行機に乗ってきてくれた人や、
ずっとインスタをフォローしてくれている人もいたりで、
昨日感じていたアウェイ感は全然ありませんでした。
おれのイメージでは、アウェイ感を一つ目のブーケ束ねた時くらいに、
わぁ?って感じに変わったら気持ちいいなぁとかイメージしてたんだけど、
始まる前から写真一緒に撮って、とか
いつものごとく優しい人たちのタニグチを甘やかす集いでした。
とくに東欧の方は、写真の時の密着度が高くて、
アイロニーウクライナ店とかキエフ店も視野に入れねばならないなと考えていました。
さてさて、しかし、ここからが本番。
いつも通りとは言えない素材とタニグチイングリッシュで、
ちゃんと伝えたいことは伝わるのか。
結果は、一発目のブーケで思いっきり伝わりました。
とくに、きれいなブーケを作ろうとせずに、ただ自然に帰すように束ねようぜ。
という言葉を気に入ってくれた人が多かったのが嬉しかったです。
シャンペトル、ハンドタイドキャスケード、ナゲイレも、
大味の素材だったので、繊細な所作を意識的にみてもらおうと気づいたときは、
こうやって百戦錬磨のライブ上手になっていくのかもしれないと思いました。
そして、ウィーン、キエフ、南アフリカから来ているゲストたちから、、
同じようなマスタークラスを各地にきてしてほしいと具体的な話しがあったし、
他のゲストたちはみんなパリでの他のクラスに関心を持ってくれていました。
超小さい規模のわずかな人たちかもしないけど、
やはり動いて人に会うというのはたくさんの可能性があるなぁと
感じまくった二日間の遠征でした。
日本の皆さんとはジャパンツアーでお会いできるの楽しみにしています!