今日インスタライブ でこのブーケを束ねている時に、
見覚えのあるおじさんが来店した。
ライブもしていたし、一瞬身構えた。
このおじさん、もうパリ店をオープンしてから
谷口が何度も喧嘩しているおじさんなのである。笑。
ある社員は、パリ店に出張してきて
初めて谷口とがっつり一緒に働くという初日に、
お客さんとして来店しているこのおじさんとの喧嘩をみて、
うちの社長の接客こんな感じなんだ。とさぞ不安になったことだろう。笑。
うちはその日ある花でベストなものをその日に束ねて用意している。
このおじさんは、いつもそのベストな花束をちょっとつくりかえろと言ってくる。
それがアイロニーのテイストじゃないので、
おれはそれは嫌いだと断ると、なんでしてくれないだ!と怒る。
それはうちのスタイルじゃないんだよ。
うちはうちのスタイルでベストと思うものを提供したいから、
それ以外のものは売りたくないんだ、と何度説明しても、
自分の言うとおりにして欲しい。
近くの別の店に行けば同じ素材でおじさんの言う通りしてくれるから、
そっちに行った方がいいし、あっちの店の方が安いよ。
と言っても、おまえのところがいいんだ、と言ってくる。
でも、して欲しいことは、うちのテイストと全然違うので、
それはしないという。そうすると怒る。しまいには俺も怒る。
そうこうしてると、仕方ないから元のブーケでもいいとかいいだす。
そんなんだったら売らねーよ。という喧嘩を
もうかれこれ何回もしているんだけど、また来る。笑。
そんなおじさんが、今日は作り置きのブーケを何も言わずに選んだ。
お互い、今までのことをわかっているので、
ニヤニヤしながら、嘘みたいな接客トークをする。
ムッシュありがとうございます。
やっぱりお前のブーケがベストだな。
お互い笑。
ムッシュが俺たちもう友達だな。というので、
今日はな。と答える。
お前もし寿司屋だったら、おれの寿司にわさび入れまくるだろう!笑。
と言いながら肩を組んで笑う。
そのままお互い大笑いしながら、いい週末をね!と言って見送る。
きっとあのおじさんも少年ジャンプ世代なんだろう。
ピッコロもベジータも、日向小次郎も、
正義超人も悪魔超人も、昨日の敵は今日の友的な。
ちがうかな。
どちらにしても疲れる国だけど、嫌いじゃない。
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