blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2018年5月17日

インスタライブブーケの販売。


パリにいる時はできないのですが、
日本に帰ってきたらやりたかったことのひとつです。

同じ素材でその日にふた枠あったレッスンのデモで束ねたブーケもあったので、
素材を説明しながら束ねて、送料税込15000円で先着3名様に、
として販売してみました。

結果はライブ後数時間で、10件ほどの注文があり、
素材があったので、限定数を増やして7番目の方まで束ねて発送することになりました。

そういえば昔、すきやばし二郎さんの「二郎は寿司の夢を見る」
という映画を観たあと、理想の花屋について考えていて、
毎日毎日、自分が最高と思う素材を仕入れて、最高と思うブーケを、
綺麗なものを束ねたいという衝動だけで一日3人で30個ほど束ねて、
それが予約で全部売れてて、3人のフローリストと3人のアシスタントで
年間1億くらいの店。みたいなことを言ってたんだけど、
昨日のそのインスタライブの局面だけを見れば、それに近いことができたとも言える。
まぁ、それを30日、3人と考えると90倍のお客さんがいないと成り立たないんだけど。


うちは昨季は結局売り上げは1億4000万くらい。
海外も含めて3つも店舗を運営しているわりには小さなビジネスで、
しかも必死のパッチでブラックブラックガムを噛みながら
眠気と戦いながらのブラックブラック企業。。
昨季はその前と比べた売り上げ増の分だけ人件費が増えている。
これは俺にとっては改善が進められてると褒めてやりたいところで、
さらにこの人件費率は上げていきたいと思っている。
しかし、結局スタッフたちの仕事と暮らしが充実していて、
素晴らしい環境になっていってないとこれはただの数字。
世界一好きな花屋には程遠い。
でも、90分の1とはいえ、一歩近づけたとポジティブに捉えて、
芦屋への移動の新幹線。束の間の休息で敦史は花の夢を見る。


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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