blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2018年4月 9日

クーランス城

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パリでの日曜日は、店を開けていても通りに人がいなくなるので
「パリであなたの花束を」 のために束ねたブーケを持って
撮影に出かけることが多い。

基本パリ市内は早朝を狙って、そのあとは郊外に出かけることが多い。
いままでたくさんパリ近郊のお城や大聖堂、美しい村なんかを巡ったけど、
このクーランス城というところが、一番のお気に入りだ。


とくに絢爛豪華でというわけではないんだけど、水がびっくりするくらい澄んでいて、
おそらくセンスのいい方の手入れが行き届いている庭が非常に美しい。

昨日は一人での撮影だったのに、ブーケを4つも持って行っていて、
しかもインスタライブでみんなにこのお城を紹介しようとスマホ片手だったので、
はじはひとつしかブーケをもてないなぁと思って、
あとでのこりの3つをまた取りに駐車場までもどってこようと思って
二回にわけることにした。


いい天気だったし、いい感じにインスタライブも撮影もおわったんだけど、
さすがにブーケを3つもってあちこち歩き回ったので
ちょっとお茶でもして帰ろうと思って城内になるサロンドテにはいった。

テラスで日本庭園をみながらお茶をのんで、
ほんとに手入れが行き届いていて素晴らしいところだなぁと感心していた。
それにこのお城は今もなお伯爵の家族が生活をしている城らしく、
4月から11月の間の週末の午後だけ一般に解放してくれている。


いつも勝手に撮影してても何も怒られないし、
インスタのアカウントではシェアしてくれたりする。
ありがたいなぁと思って、3つ持っていたブーケをサロンドテの人たちにあげて帰ろうと思った。
注文の人たちが引き払うのを待って、それまで注文を聞いたり
お茶やケーキをテキパキとサーブしていたマダムに声をかけた。

パリの花屋で時々ブーケを撮影させてもらっているんだけど、
もう撮影が終わったから、このブーケをあなたたちに受け取ってもらいたい。
この城はとても綺麗でほんとにいつも感謝してるんだ。と伝えた。

そしたら、そのマダムが、思っていた以上に喜んで、
仕事をそっちのけでカウンターから出てきて、ちょっと写真を撮って、
ほかの若い子たちの手も止めてめっちゃ喜んでくれた。

そのときに、あなた私が誰だかしっているの?と聞かれた。
いや知らんけど。と言ってから、テキパキ働いていたので気づかなかったけど、
どうもこのマダムだけ煌びやかだなぁと思って、
あー、このマダムはこのお城のファミリーなんだなぁと気づいた。
彼女はどうやらこの庭に愛情を注いでいた伯爵夫人の4人の娘さんのうちのひとりのようで、
今はこの城のことを切り盛りしている人のようだ。


彼女はお礼にお茶を飲んで行きなさいと言ってくれたんだけど、
さっきここで飲んだばかりだからいいよ。というと
ハチミツとかコンフィチュールをたくさんくれて、あなたは日本人なの?と聞いてきて、
お城の中にかざってあるレオナールフジタの絵が表紙になったノートもくれた。
「ロジータ伯爵夫人の肖像」として日本で藤田の展覧会があったときに
パンフレットの表紙になっていたこの絵は彼女のおばあちゃんだとか言ってた気がする。


彼女はあなたの店に行くからと何度も何度も住所とか場所を確認していたので、
きっと来てくれるだろう。
また花が縁を繋いでくれて嬉しい日曜日になった。


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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