パリに戻ってきて初日を終えました。
これから2ヶ月新しい研修生として加入して
日本での社員採用へのトライアルとなるスタッフ竹内と二人でした。
彼女にこの2ヶ月でどんなことを伝えていこうか、
もしこのままアイロニーでキャリアを積んでいくことになるなら、
この2ヶ月はもっとも大事な時期の一つだなぁと思いました。
そんなことを考えながら仕事をしていて、ひとつ気づいたことがありました。
意識をどこに向かわせて仕事をするかということの重要性です。
仕入れから帰って来て、水揚げをしていたときのことです。
この作業はそれほどクリエティブなことではないので、
スピードや時間に意識をフォーカスさせておく必要があります。
もちろん、素材への知識を増やしたり、
その日その日の素材のコンディションにも気づく必要なんかもあります。
お客さんのいるタイミングではないことが多いので、
スタッフ同士でたわいもない話をしたりコミュニケーションを取る場でもあります。
それらのこと、正しい意識の方向性をチームで共有して、
それが日々実施できている状態を積み重ねているチームとそうでないチームとでは、
1年、3年、5年を大きく結果に差がつくでしょう。
また全体で共有して同じ意識で仕事を進めていくこともあれば、
個々の能力や得意不得意をチームにあてはめて、
仕入れのことにフォーカスして働くことがキャリアアップにつながる人、
接客、コミュニケーションにフォーカスすべき人、
デザインや制作に向き合うことにフォーカスすべき人、
それらをチームで整えて、バランスをとっていける店や会社は強いなぁと思った。
そこへいくためには、まずそれぞれのスタッフの仕事以外に関することの
ストレスや不安を取り除いて、フォーカスすべきことに集中できる環境をつくらねばならない。
そしてそれをするために必要なお金が集まるかどうかは、
やはり社会にどれだけ必要とされる"いい花"を提供できるかで変わってくるし、
そのためにも人が育つ環境が必要になる。
ほんとにいい方向に転がるか、悪い方向に転がるかは、紙一重で、
少しの努力の差、努力の方向の違いで結末は大きく違う。
スタッフの意識を導くことを考えながら、
俺自身が何にフォーカスしていくかが
一番チームに影響を与えるのは間違いないということに気づいた。
こういう気づきは、新しいスタッフと働くことで、
その人の目線で仕事を捉えるところから生まれやすい。
そのためにパリにアパートを契約してでも、パリ店に研修生を迎える試みは、
会社にとっても俺にとっても有益だと思った。
このパリ店研修生枠、たくさん応募はあるものの6月からはまだ正式にどの月も決まっていません。
引き続きどんどん募集しています。
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