blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2018年3月21日

パリの気になる花屋のブーケ6選!!!

昨日こんなことがありました。

青山店で研修生として毎週来てくれていたスギちゃん。
花の専門学校を卒業して、今年の春から名古屋の人気店への就職のきまった彼女ですが、
卒業旅行でパリに来るという話は聞いていました。
来たらあちこち連れて行ってあげるから連絡してこいよーとLINEでやりとりしていたのですが、
一昨日そのスギちゃんから
「明日ランジス市場に行った後、パリ店に行こうと思っていますのでよろしくお願いします」
というLINEがきていた。

おれはそれを読んで、あれ、スギちゃんなんか友達と来ていて
ツアーかなんか申し込んだのかなぁと思って、
「俺らも明日仕入れだからランジスで会うかもねー」と返していた。

翌朝、仕入れが終わって、市場のカフェで朝飯を食いながら、
パリ店の研修生候補とビデオ通話にて面接をして、
やまちゃんが花を各問屋さんからピックアップして積み込みが終わったので、車に乗り込んで帰りました。
スギちゃんと会わなかったねーと山ちゃんと話していたのですが、
パリ店に着く頃、スギちゃんから
「今ランジス市場に着きました!谷口さんたちもいますか?」みたいなLINEが入って来た。
「俺たちもう帰って来ちゃったよー。スギちゃん誰と来てるのー?」と聞いてみると、
「一人です!」
というのです。。


「えーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

なんだよ、わかってれば一緒に乗せて来てあげたし、
あちこち案内してあげたのに!と、
もっと前もってちゃんと聞いてあげればよかったともうその午前中は後悔しまくっていました。
もう最悪です。

研修生とはいえ、一緒の店でがんばって約束の期間まで勤め上げてくれた仲間なのに、
パリに店を出してからは、日本の研修生たちとは顔を合わすことが少なくなっているので、
なんか距離を感じさせてしまっていて、遠慮されてしまう有様なのかと。。。
これは、早急になんとかしないといけないなと痛感しました。


そして、午前中に写真のブーケを撮影にパリの街に繰り出して、
昼に帰って来たらスギちゃんがパリ店に到着していました。
知らないところで一人で調べてバスでランジスまで行ってなかなかの冒険だったろうなぁ。。
と思うと同時に、花屋たるもの、そのくらいは自分で調べたら行ける俺なら思うので、
軽く行ってくるスギちゃんの花屋としての資質に嬉しくもありました。


さて、その罪滅ぼしに、その昼は店をちょっと閉めて、
山ちゃんと3人でコアンシドンスにランチに連れて行ってあげました。
聞けば花とは関係のない友達と来てるけど、
最終日の今日は自由時間にしてひとりで花屋を見て回りたいとのこと。
せめてこれはなんとかしてやらねばと思い、
午後は山ちゃんをアテンドに任命して、車で見ておくとよさそうな店とホテルをいくつかピックアップして、
しかも、山ちゃんもスギちゃんも言葉が話せないし、
花屋なので勉強のために見させてください。と説明するのも難しいだろうなぁと思い、
ちゃんと他店に礼儀として、
6つの各店で50ユーロでブーケをオーダーしておいてと300ユーロを渡しました。


そして、それをアイロニーの有料サロンのコンテンツにして
サロンメンバーに共有してあげたらみんな喜ぶよーと思いつき、わいわいと彼らは出かけていきました。
SNS時代なので、多くの花屋を巡ることをしなくてもなんとなく、
やっていること、つくっているものの雰囲気はつかめるし、
なかなか俺も他店を巡ることはしなくなったのですが、
先日のトルチュさんがうちに来て色々と話を聞いてくれたのを
体験したときに、なんか偵察とかライバルとかじゃなくて、
本物アーティストは
こんな感じで、自分のゴールに向かうためにひょいっとそういう垣根を超えて、
いやそんな垣根なんかも感じていないくらい、身軽に行動できるんだなぁと思ったの思い出しました。


そして、夕方帰って来て、ブーケを並べてみると、めちゃめちゃ面白かったです。
これは、日本でもぜひやっていきたいなぁと思いました。
有料オンラインサロン、年間1万円ですが、
アイロニーに入荷する花の情報、アイロニーで普段あまりアップしない
オーダーもらったギフトのアレンジやブーケ、ディスプレイ、
パリの情報、インスタライブで無料公開しているブーケデモを保存投稿したり、
サロン生限定の花器の販売、大きなイベント装花への研修参加などなど、
いろいろ有益なコンテンツ盛りだくさんにしています。


そして、メンバーが増えれば増えるほど、会費を使って今回のようないろいろな遊びができます。
ぜひぜひ皆さんご参加ください。

入会方法は下記のリンクの商品を購入していただくと、
招待のメールが届くようになっています。
https://www.illonyshop.com/product/722

よろしくお願いします!


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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