今日は友人が、
元義理のお母さんが20年やってきた店を閉めるから
花を届けてというので、
ブーケを束ねて届けたら、コレットだった。
人だかりの店の中では、20年前にこの店を始めた
コレットさん本人は、レジカウンターの中でほかのスタッフ達に混ざって
包装やレジを打っていた。
有名で名前がでかすぎて、でかい企業なんだと思っていたけど、
個人で始めたひとつのお店で、バカンスもとらずに毎日休まずに
働いていたとう話を聞いて、胸が熱くなった。
花を頼んでくれた友人が声をかけると手を止めて花を受け取って
俺とも握手してくれお礼を言ってくれた。
真っ白なリラと寒桜のコンポジションは綺麗だったけど、
なにかでブルーのアクセントをふたつ入れればもっと良かったのに、
気がつけなかったフローリストとしての能力不足に激しく反省した。
うちは、いまは花を触る仕事はなるべくスタッフにしてもらって
少しでも手の経験を多く積んでもらおうと思って、
俺はいまは昔に比べると花を触る量がぐっと減った。
水揚げなんかもしないし、パソコンや携帯に向かっていることのほうが多い。
みんなが作ってくれる花のチェックをしたり、
俺の知識を伝えて、組織力を高めることや、
顔や口としてSNSで矢面にたってPRする。
昨日は久し振りに手が足りなくて、クリスマスリースを作った。
この時期の仕事は手がヤニで汚れる。
昔はもっと手が汚かった。でも職人として誇らしかった。
昨日はちょっと汚れた手を見て、おっ、と思ったけど
よく見ると綺麗なもんだなぁと恥ずかしく思う。
でも俺の手は汚い手でも恥ずかしい綺麗な手でもいいから、
アイロニーはコレットみたいな世界中から愛される店にしていきたいものだ。
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