blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2017年10月21日

色々な仕事。

先日芦屋店で宝飾ブランドのイベントの仕事かあって、
人手が足りないというわけではなかったんだけど、
青山店のトーヤ店長に出張を命じました。


パリ店への社員の出張もそうですが、
日本の二店舗間での行き来もスタッフ育成と
アイロニー三店舗をひとつのいい花屋にしていくには、
とても重要だと感じています。


まだまだ余裕はないのですが、
こういうことには無理してでも投資していくべきだと、
ようやく気づいてきたのと、
それに応えられるスタッフたちが育ってきてくれているなと感じられます。


その出張のあと、トーヤ店長が、全社員で共有している社内のSNSで、
こういう報告をしていたので自慢します。


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10月11日(水)?12日(木)の二日間、芦屋本店へ出張し、
H社のイベント装花のお手伝いをさせて頂きました。
宝飾ブランドのイベント装花はアイロニー見習いスタッフ時代に
行った新潟でのP社のイベント以来でした。


普段から週2回イケコミに行き、S社の店舗で大きいデコを作っているので、
慣れている気持ちはあった反面、
緊迫した状況下での仕事がまだまだ経験不足だと自覚がありました。
ですので、今回はかなり緊張もありましたがとても楽しみな出張でした。


11日(水)の午後に芦屋店に到着し、
早速アトリエで卓上デコを16個作成させて頂きました。
渥美半島のバラ"ブルゴーニュ"がとても綺麗でした。
太田市場でもお願いすると入荷するそうなので、
今後イベントやブライダルの際には是非利用してみたいです。


向かい側では、ふくさんが大きなデコを2つ、
さーやもそれを手本に大きなデコを1つ作成していました。
初めてふくさんが作成している姿を見ましたが、
スピーディーかつ1輪1輪の細部まで神経が
行き届いている感じがして、とても刺激を受けました。


段取りよく準備も進み、1日目は19時半頃には
仕事を終える事が出来ました。
店とアトリエの2ヵ所にスタッフが分かれて作業しているので、
情報伝達はとても重要で
芦屋店が日々しっかりとコミュニケ―ションを取りながら、
たくさんの仕事をスピーディにこなしているのは、さすがだなと感じました。


2日目は、朝6時に集合し僕を入れて5人のスタッフで会場へ向かいました。
イベンターやH社のスタッフはまだ到着しておらず、
卓上装花と受付の装花を並べてしばらくの間待機となりました。
イベンターや、H社のスタッフが到着すると、
実際に装花を見て頂いて、何度か修正が入りました。


ふくさんとのやり取りを聞いていると、
かなり細かく花材の1本1本の場所まで、
「バラがもう1本ここにあった方が良い。」
「ここの葉っぱがいらない」などと指摘されており、
ここまで細かく注意されるのだなと驚きました。


装花のデザインに関しての重要な情報が、
アイロニー側に伝達されていなかった部分もあり、
実際に現場で修正を繰り返し、
クライアントのイメージに近づけていく事は
とても忍耐のいる仕事だなと感じました。


ふくさんが、デコを修正している間、間近でサポートさせて頂きましたが、
集中力を切らさず、素材の一本一本までこだわって
作りこんでいる姿はとても勉強となり、
まだまだ僕が見えていない部分が沢山有る事を実感しました。


何度が修正が入った後、最終的にOKは出ましたが、
今回は、装花を確認し判断するH社のスタッフの方の中に、
その方しかわからない漠然とした正解の像があるようで、
その像を探り当てていく作業が大変そうでした。


ふくさんに聞いた所では、ブランドの仕事ではそういった事が多いらしく、
アイロニーのスタイルを出しづらい仕事も少なくないそうです。

ですので、将来こういったブランドの仕事もアイロニーの良さが
もっと出せるような流れとなっていけば良いなと感じました。


今回のイベントに関わらず、普段から花の仕事をしていく上では、
クライアントが求めているもの、イメージしているものを、
とにかく想像して先回りして提案していける技術が必要となってきます。


谷口さんから、青山店にはその技術がまだ足りないと指摘を受けているので、
今回はとても学ぶことの多い機会となりました。
2日間芦屋本店の皆様には大変お世話になりました。
特に1日目には忙しい中、車を飛ばして IンディアンCレーまで
連れて行って頂きありがとうございました。

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仕事にしっかり向き合ってないと書けない報告だし、
それを他の社員にも文章でしっかり伝えることができているなぁと
最近の中でかなりうれしかった出来事でした。

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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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