blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2017年10月 8日

芦屋本店にてスタッフを募集しています。


現在とくにアイロニー芦屋本店で正社員と研修生を募集しています。

青山でも研修生は随時募集しています。

3年前、パリに店を出そうと月に20日ずつの渡仏を始めて
日本にいないことが多くなって、
ここ数年はほんとに大変な時期でした。


スタッフたちも大きく環境が変わって、負担が大きくなって、
我慢の時期が続き、辞めちゃった人も多かったけど、
よく耐えてついてきてくれたと思います。


ずっと日本にいた時と違ったのは、
スタッフとの距離が遠くなってしまったことでした。
自分たちの仕事は日本の店を切り盛りすること、
谷口は谷口の仕事を飛び回ってしている。
と感じていたスタッフも少なくなかったと思います。


雰囲気が変わってきたのは、今年に入ってから、
パリにスタッフ用のアパートを借りて、
日本のスタッフに交代で出張してきてもらい、
パリ店の仕事をしてもうことをはじめました。


入ったばかりの新人も、
パリ店では必須のマニュアル車の運転もできなくても、
フランス語どころか英語も全然話せないスタッフでも、
1ヶ月から2ヶ月、きてもらっています。


パリでの花仕事の経験で、得られることは
アイロニーという同じスタイルの中でも、
流通の仕組みの違いや、気候の違いによる
素材の違いから生まれる微妙なスタイルの違いを感じること。


歴史や文化の違いから生まれている、
お客さんの感覚の違いを感じられること。
それらを肌で感じて、日本で作る花が全然変わるスタッフも出てきてくれました。


でも、それよりも大変で大事なことは、
俺とみっちり20日間ろくに休みもなく一緒に働くことです。
経験や性格の違いから生まれる、無茶振りを体感すること。笑。
どんな視点で花をみて、どんなところにこだわって
花を束ねてるかを実際にみること、
そして、パリでやっている仕事、谷口がやっている仕事が、
アイロニーみんなでやっている仕事だと感じてもらうこと。
日本で自分がしている仕事こそが
アイロニーのブランド作りのすべてだと感じてもらうこと。

が徐々に一人一人に感じてもらえてきたかなと感じられるようになったのと、


でもやっぱり一番いいのは、パリにいる間は
何度も何度も一緒に飯を食いに行って、一緒に酒をのんで、
いろいろな話ができることで、
今まで失っていたスタッフとの距離がまた近くなったと
俺自身が感じられていることだなぁと思う。


大きな組織にしてあちこちにビジネスを拡大したいから、
店舗を増やしてきたんじゃなくて、
15年前にはじめた芦屋の小さな店を
どうやって世界一好きな花屋にしていこうかを考えに考えた結果、
東京に店をつくって、パリにも店をつくって、と進んできているので、
3店舗あるとはいえ、個人商店のこだわりの小さな花屋のままでいたいので、
そのためにもパリ出張はすごくいいなと思っています。


年々ほんとに少しずつ全体の給与の底上げなど改善していけているとはいえ、
一般企業に比べるとまだまだ過酷な労働環境だと思うし、
ベンチャー企業と寿司職人の修行を
同時に進めていかないといけないような仕事ではあるし、
アイロニマニアなお客さんに支えてもらっている店なので、
その人たちに負けないくらいのアイロニ愛もアイロニ知識も求められるし、
芦屋の店はとくに笑いにも厳しいし、
やったことないモノマネとか無茶振りされてすべらされる
スベハラ(すべらせハラスメント)とかもあるし、


そんな環境ですが、最高に綺麗な花が見ていられるし、
それでめちゃめちゃ喜んでくれる
お客さんのリアクションが気持ちよくてたまらない人は、
どんなことがあっても楽しめるんじゃないかなと思う職場です。


フルタイムの正社員は、研修生から声をかけてなってもらうことが多いです。
芦屋店は月給20万から、社会保険完備、月6日休み(応相談)です。
ハイエースが運転できることは必須で、
明るく元気いっぱいみたいな人が好みです。
人のことを悪く言わない、ポジティブな思考で何事にも挑戦できる人が向いてると思います。
研修生は、別の仕事をもちながらでも、
週に最低1日、最低1年間は続けられるという決意のある方で、
アイロニー正社員を目指す方のみ、受け入れています。


研修中はほとんど掃除や水揚げ、水換えや、梱包などの作業ですが、
1日の最後にブーケやアレンジのレッスンをしてもらえます。
われこそはという方は、ぜひ履歴書をメールで送ってください。
info*illony.com まで(*は@に変えてください)


面接のときに質問させてもらうのは、
アイロニーの知識、仕事に対する考え方、
どの程度花の業界を知っているのか、
などと、パーソナルなことについてです。


パーソナルなことについては、性格などで、
今いるスタッフたちと和をもって
仕事していけるかが重要なポイントになりますが、
それ以前に、アイロニーのこと知らなかったり、
たくさんの花屋を知った上でアイロニーを選んでいるわけではないような
準備不足の人は、お互いに良くないので、
ぜひぜひしっかり準備して挑んでください!

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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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