日本に帰ってきてコンビニで雑誌を見てたら、
いくつかの雑誌が示し合わせたかのようにセックスについての特集をしていた。
水野敬也のブログの下ネタなら飛びつくけど、
真っ当な雑誌が論じてるセックスについてなんて
絶対おもしろくなさそうなので読んでないんだけど、
おれにもセックスに関する持論がある。
昔から、『運転が下手な男はセックスが下手』と言われている。
これは中国に遥か昔から伝わる教えのようなものといっても過言ではないほど、
限りなく科学的に立証されている事象だ。
風水とか占星術とおなじような統計学的な学問のなかで生まれた事実といっていいだろう。
同じように、常日頃から思うことは、
いい花屋というのは運転が上手い。
運転というのは的確な状況判断とそれに基づいた正確な行動が求められる。
しかし、それだけではただ事故も違反もしない優良ドライバーで、
運転うまいねとはならない。
車について研究もしていないといけないし、
その車のちょっとした癖も感じ取って、
それでいて同乗者が心地よく感じられる超微妙なアクセルとブレーキ、
ハンドルさばきができなければならない。
藤原とうふ店のハチロクのドリンクホルダーの
コップの水をこぼさずに峠を走れないといけないのだ。
そして、それについて考えるとき、
おれはまったくもって花屋も同じだと思うのである。
おれがただ花だけを見てもすごいなぁと思うフローリストで
直接知っている人はもれなく、
"ものすごく気がつく"
"ものすごく気がつくんです"
二回いうたった。
もはや、花屋としてのぼりつめるには、
そのことだけを考えていてもいいのでは、
と思うくらいいろんなことに気がつく。
クライアントがどんなことを欲しているか、
それを察知しようと神経を研ぎ澄ましているし、勘もするどい。
もちろん、想像力による勘もあれば、経験からくる勘もある。
そして、それらを駆使して、ここがいいんでしょ?
こういうのがツボなんでしょ?というデザインを察して、
もちろんここかな、ここかな、というデザインの選択肢も
その辺の花屋にくらべるとめちゃくちゃ多い、
そんなところをせめるの?というデザインもあるし、
ええ?そんなことするといいの?というようなデザインも知っている。
そしてそして、それらをものすごく繊細なタッチで正確にできる。
こういうことができるというということはもう運転が下手なわけがないと思うんですよ。
これはあくまであれですよ。
そういうなんか花屋がセックスうまいんじゃないのという説を流して、
あわよくばモテようとか、そういうことじゃないんですよ。
花屋としてのし上がっていこうという若者に、
こういうところに気をつけて仕事も運転も
とりくむといいんじゃないかなという提言ですよ。あくまで。
業界の未来を憂いて、あえて書かせてもらっただけですから。
花業界の未来に幸あれ。
知らんけど。
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