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ランジスで日本の花を見る機会が少しずつ増えて来た。
インスタなどで俺が束ねる日本の花束を写真で見ていたパリの花仲間たちは喜んでいる。
が、みな口を揃えて高すぎる!と。笑。
もともと高い日本の花をフランスまで輸出するには
たくさんの壁を乗り越えないといけないだろう。
日本の花農家にとってプラスになるのであれば、どんどん増えて欲しいと思う。
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及ばずながら、宣伝にもつながるし、フラビュラスやインスタグラムで
日本の花の素晴らしさをこれからもパリのライバルたちに自慢していこうと思う。
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ところで、パリと日本と並行して花の仕事をしていて
花と同じように、我々花屋もまた育つ環境の影響は大きいことに気づく。
例えば3枚目4枚目の写真のような組み合わせのブーケに
おれはとてもパリらしさを感じるのだけれど、
こういう色の組み合わせは、
数種類の花を3本とか少量ずつ組み合わせるような場合は生まれにくい。
対比させるような組み合わせでは、微妙な違いで色数を増やさない方が理解しやすい。
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パリの花屋の多くが、束売りであること、旬の素材を大切にするので、
出回る花の種類が少ないこと、などの環境の中だと、
自然にこういう組み合わせの流れに向かう気がする。
アイロニーのスタイルをパリの人たちがみたらどう思うかが見たくてパリにやって来たけど、
日本の環境で育まれ育ってきたアイロニーという木は
パリに持って来て植えてみるとまた違った花を咲かせる。
そういうことを経験してみて、
環境に適応して形を変えていくことがすごく自然で力強いと感じている。
日本のアイロニーとパリのアイロニーの花。
融合させる部分だけを見て来たけど、それぞれの環境のなかで
順応していって生まれる差異もまたひとつの魅力になりえるのではないかと思う。
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