一昨年でしょうか、パリの店舗物件が
いよいよ契約できたころにパリ店のスタッフ募集に、
アンジェからパリに引っ越してくるという一人の女の子が連絡をくれました。
履歴書での印象は若すぎると思いましたが、なにか気になって会ってみることに。
そのころちょうど面接の精度について考えていて、
色々な本を読んで、結局、価値観を共有できる人を選ぶべきだということを強く思い、
すべての質問をそのための質問に変えたところでした。
最近はどんどんおじさんになってきたのか、
最近の若い奴は。と思ってしまうシーンも少なくはなかったのだけど、
彼女にたいしては、共感できる部分がとても多く
この人はパリ店オープンへの神様からの贈りものだなと感謝した記憶があります。
英語フランス語がしっかり話せて、フランスで花屋の国家資格も
取得しているだけでも素晴らしいのだけどそれだけではなかった。
面接の時に、お母さんは都内で素敵な花屋をしている人で、
小さい頃からそこで育ったという話は聞いていたんだけど、
一緒に働き始めてそれがどういうことなのかを目の当たりにすることになった。
おれが10数年自己流ながら仕事に打ち込みまくって
身につけた感覚や考え方をスタッフと共有するにはなかなかな時間がかかるんだけど、
それがとても"自然"なのです。
ああぁ、こんなことがあるんだなぁと思いました。
パリ店での研修の後、彼女には彼女のキャリアのためにも
会社のためにも青山店でがっつり働いてもうことになりました。
アイロニーはアイロニーを次のステップに進めるために、
来年から日本のスタッフを少しずつパリ店で働かせていきたいと考えています。
その一人目として、青山店店長のとーやを2ヶ月パリに送り込みます。その後芦屋店のさーやが。
青山店のとーやは歴代最高の売上をあげている店長なので
2ヶ月不在には懸念もありましたが、
新しい二人のスタッフもとてもいい雰囲気を作り出してくれている
今の青山店のチームなら、それほど大変なことはないだろうと思います。
さてさて、そんなわけで長くなりましたが
来年1月2月ととーや店長が不在となるので、今月から
神童まこちゃんが青山店でのレッスンを担当し始めてくれています。
これは俺のなかでとても楽しみなことです。
みなさんもぜひまこ先生のレッスンを受けてみてください。
http://www.illony.com/lesson/schedule/
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