blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2016年5月17日

マロワ家マルパス家ご両家挙式披露宴装花@PARIS


5月14日パリにて結婚式の装花がありました。

フェイスブックを通じて、パリで人気スタイリストとして活躍する新婦から連絡があったのは数ヶ月前。

パリ店が担当してる5つ星ホテル、レバンの装花を見て、と言って来てくれた。

のちに新郎が、レバンのオーナーである、ジャン=ピエールのいとこだということがわかった。

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ルーブル美術館の北側にある、教会で挙式をして、その後レバンのレストランでパーティとのことだった。


映画に出てきそうな美男美女のカップルだった。

レバンはいつものことながら、教会がなんともまた素晴らしいところだった。


花素材は日本が世界一だと思うけど、こういう空間はやはりパリが素晴らしい。


そのどちらも感じられる、この状況はどんな苦労もふっとばしくれる。

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今回は、日本の母の日期間に帰国していたので、打ち合わせなどでパリ店レギュラースタッフなおちゃんが大活躍してくれた。

当日は、パリ店スタージュののりちゃん、スージン、時々フランス語を教えてくれる近所のかわいこちゃんゾーイ、

フランス人のフローリスト仲間のイケメン、バロンタン、

そして、元ローズバッド研修生でパリでフリーランスで花の仕事をしているゆうちゃんにヘルプを依頼した。


こういう大きな仕事が入って、正式に仕事として若手のフリーランスの日本人フローリストにヘルプをお願いできる

ことも嬉しかった。

DSC08843.jpg

また日本では、アイロニーが結婚式の花を担当することは少ない。

それは日本のほとんど結婚式が、式場にがっつりチームが組まれていて、集客をしていく仕組みなので、

花屋を自分のすきなところを選んでその式場にもちこむことほぼできない。


式場から契約の話もたくさんいただくが、アイロニーを選んでいるわけでない人の仕事に追われるなら、

結婚式以外の仕事で、どうしてもアイロニーでというお客さんの仕事をきっちりしたい。だからアイロニーは式場との契約はしていない。


まれに、どうしてもアイロニーで結婚式の花をという人は、式場のフローリストとの間に入って、デザインを監修させてもらうということをしている。

その場合は、式場側のフローリストに支払う装花費の他に、アイロニーにデザインフィーをいただくことになるので、割高になってしまう。

もちろんその分デザインで工夫をするので、もとの予算よりも安く美しいものができることも多い。


DSC09007.jpg

パリにおいては、そういうややこしいしがらみはほとんどない。

持ち込み禁止?そんなことを好きなものにとことんこだわるパリジェンヌが許すはずがない。笑。


というわけで、パリ店では、こういう結婚式の装花にこれからどんどんちからをいれていきたい。


今回のように大きな規模のものになれば、日本のスタッフを呼んでパリの仕事を研修させてあげられる。

今回も青山店の店長トーヤを呼ぼうと密かに計画していたが、スタッフの入れ替わりもあり、今抜けるわけにはいかなさそうなので

次回に取っておくことになった。


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そして、日本の生徒さんにも、有料の研修として参加してもらう機会ももっと増やせるだろう。


日本は花もそうだけど、フローリストのレベルも高いと思う。

料理人と同じように日本人のフローリストがまだまだ世界中で活躍するだろう。

さてさて、それにしてもおれは恵まれているなぁと思うのは、

こういう縁をいただくことだ。

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この日教会の挙式に参列した人だけで300人。

教会の外には、どこのセレブの結婚式だ?とたくさんの見物人が。


そしたら、参列中からとくに目立っていた新婦のお母さんが見物のみなさまにもフラワーシャワーの花びらをさしあげてもいいかしらと

みずから花びらを配り始めた。


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もうこのときのマダムはどこかの王女にしかみえませんでした。。


新郎新婦はもちろん、ご両家の方々、友人の方々にも花をめちゃくちゃほめてもらって、

とくにレバンのオーナー、ジャンピエールはおれがみつけてきたアツがいい仕事をしただろうとご満悦の様子だった。

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その夜は、チームアイロニーをコアンシドンスにお招きして打ち上げディナーをしたあと、新郎新婦にミッドナイトパーティーにお呼ばれしたので

レバンの地下にあるクラブへ。パリの人たちの結婚式は朝まで踊り明かすのだけれども、この会場だと、レストランも宿泊も、そして世界で指折りのクラブもついてる。

この日も花屋は世界で一番いい仕事だぜ。と思いながら

飲み放題のシャンパンをたくさんいただいて、ナツメロで踊って、泥のように眠るのでした。

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でも、次の日6時に起きて二日酔いでめちゃめちゃ頭痛いなか一人で撤収に行くときは

この仕事は大変だなぁとひしひしと感じていたのでした。




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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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