アイロニーを世界一好きな花屋にするためには
まずはスタッフが一番大事だ。
そのスタッフたちがそれぞれもっている能力を充分に発揮して
満足に仕事をするための
十分な利益を確保する仕組みをつくる必要がある。
利益を増やしていくには、
仕入れなど経費を抑えたり、
売上を増やしたりする。
なんだけど、
花って素材が大事だ。
フランスで一番のランジス市場と
日本で一番の大田市場を月に何度も行き来するようになって
日本の花農家の技術は世界一だとかんじるようになった。
できれば、これからもどんどんいい花をつくってもらえるように
仕入値を安くするということばかりに注力するのは如何なものかと思う。
そして、パリに店を構えてパリの人たちに花を売ってみて思うのは、
日本の花屋は花を買ってもらうための工夫の量が多いということ。
それは単純にスタッフの仕事量が多くなるということ。
オンラインショップを管理したり、アレンジの器にオアシスをセットしたり、
花を買う文化が少ないから、買ってもらうためにいろんな工夫をしている。
パリでは、気候とか土壌とか歴史という土台があって、
その上で比較的楽に花を買ってもらうことができているように感じる。
花も安い。
安いからもちろん買う人も多い。
買うから身近で、それを見ている子供たちもあたりまえに花を買う。
だから、我々花屋は
ある部分では
花を農家さんから高く仕入れて
お客さんにいい花を安く提供する
という必要もあると思う。
じゃぁ利益は薄くなる。
そこを
なんとかする方法を
生み出せば、
もっと花屋はよくなるんじゃなかろうか。
例えば、店に並べている花をお客さんのところに届けるまでに
美しい写真に残す。
お客さんの依頼で束ねたブーケを
美しい写真に残す。
アイロニーでは、今こうして残した写真が
ストックフォトとして販売し、月にだいたい5万から15万ほどの利益を生み出してる。
ポストカードの販売や、写真集の販売でも花とは別の利益が生まれている。
そういうものがもっとあるんじゃないだろうか。
花は見て楽しむものです。
しかし、生産者さんのところから、流通、花屋、という段階でも
もう随分見ている。語弊があるが料理いうと味見しまくっているみたいなものかもしれない。
飴をなめて、なめて、なめて、小さくなった飴を売っているようなものかもしれない。
この段階で、もう美味しいのだから、我々はそれをただただ
味見させてもらうだけではなく、もっと価値を生み出す方法をかんがえるべきではないだろうか。
花屋は花の価値をもっともっと増幅させる場になる必要があるとおもう。
動画に撮ってyoutubeで紹介してアフェリエイトでマネタイズするとか。
わからんけど。
なんかもっと賢い人が画期的なことを考えて、
それを花屋みんなでやれば
日本は花大国になるんじゃないかなぁと最近妄想している。
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