昨日芦屋店で年間のディプロマコース、ラフィリエの卒業制作があった。
ラフィリエの卒業制作は、自由にテーマを決めて自由に作っていただくのだが
仕入れや制作についてアドバイスをさせてもらえるので、
生徒さんには、将来こんな仕事がしたいなというような仕事をテーマに選んで予行演習のつもりでやってみましょう。と伝えている。
昨日の生徒さんは、娘さんの結婚式のためのブーケを束ねるということだった。
アイロニーでよく提案するブーケドマリエはブーケホルダーをつかわずにハンドタイドで作るティアドロップやキャスケード。
ブーケホルダーなら垂れ下がる部分を下向きにさせばいいのだが、自然なハンドタイドのブーケで垂れ下がる部分を綺麗に作るのは
少し難しい。
かといって、レッスンではなく独り立ちできるようにということなので、デモを見せたりレッスンしたりということは
せずに自分で挑戦してもらう。
何度かやってみたけど、どうもうまくいかないので、一度やってみてみてもらうことに。
その後は急によくなったけど、でもなかなか花嫁が持って美しいように横からみた姿が美しいという風にならなかった。
何度も何度も束ね直してくれていて、ようやく形が綺麗になったところでタイムアップとなり
完成を見せてもらった。
形にはなったが花の配置が一度作ってみてもらった感じとは全然ちがう。
おれは、側面を指差してこのあたりが一番みられるところなのでこのあたりに綺麗なバラとかを多く配置すると
もっと綺麗になったとおもいますよ。とコメントした。
そしたら、その生徒さんは
娘が持ったときに娘が見て綺麗にみえるところにたくさんバラをつかいたくて。。ついつい。。
とおっしゃられた。
そういえば、正面じゃなくて花嫁から見下ろしたブーケの上部斜め後ろらへんにきれいなバラがふんだんにつかわれていた。
それを聞いて、お母さんが束ねる娘さんのブーケドマリエは
この形が100点だなぁと思った。
そして、少しくらいいびつでも、お母さんが娘さんのことばかりを考えて束ねてくれたブーケドマリエを
よろこんで誇らしく持って式をあげるような娘さんこそが美しい花嫁だなぁとしみじみと思った。
↓ランキングもがんばってそろそろ1位に返り咲こうと思います。クリックしてみてくださいね!!↓
ありがとうございます!!
谷口が担当するレッスン・イベントはこちら
→ 【日本】「パリクラス」
→ 【日本】「短期ディプロマレッスン」「ビストロアイロニー」
→ 【パリ】レッスンとガイドはこちら
→ 【パリ】谷口のパリ滞在日程はこちらでご確認ください
→ 日本・パリ店のスタッフ募集の詳細はこちら