blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2015年9月10日

さすがパリジャンな花贈り

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パリの男たちはよく花を贈る。
花屋についても、いくつも知っていてどの花屋がどんな花屋か
よく理解している。

これはもうドアを開けてあげるとか、店に入ったら必ず挨拶するとかいう文化というか
基本的なものが根底にあるので、日本は完敗だと思う。


今日昼頃、パリ店のある建物の上階に住んでるダブが店にやってきた。
前に一度、おれが夕方店で暇してるときに通りかかって少し話したら
うちに飲みに来ないかと誘われてアペロしたんだけど、
センスのいい立派なアパートにきれいな奥さんと住んでいるみるからにエリートって感じのムッシュだ。


今日はダブがやってきて、
アツ、メッセージカードを書くからブーケを束ねてそれに乗せて写真を撮ってくれないか?
海外に出張中のワイフに花を贈りたいんだ。という。

つねづねおれは友人たちに男たるものいくつもの花屋を知っていて
好みや用途に応じて使い分けることができるべきだと言ってるんだけど、
これはかなり上級者の花贈りだ。


彼はうちが写真が得意な花屋だと知っているし、見事にそれを活用している。
夕方撮影を終えて写真を送ったらすぐにAwesome!!と返事が返ってきた。
そしてさっき再び店にやってきて写真をべた褒めしてくれた。
花屋写真家冥利につきるじゃないか。
なかなか気分のいい一日だ。



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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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