芦屋店スタッフ募集中なのですが、
日本帰国して数名面接をしたり、今のスタッフとも話したりで、
ああぁ、もっとたくさん言葉にして伝えていくべきだったなぁと思うことがあるので
スタッフや、今あちらこちらで花屋の仕事をする人たちに向けて書きたい。
面接のときの質問で、転職の理由を聞くことがある。
そうすると前職場に対しての不満が出てくることがあるんだけど、
最近はもれなく説教じみたことを言ってしまい、その場でお断りしてしまう。
アイロニーが大きくなり始めたころ、
なんとかいい花をお客さんに提供しようといい方法を来る日も来る日も考えた。
一人でするには限界があるし、
経験の少ないスタッフが同じような効率で利益を生み出すことは難しい仕事だ。
転職を目指す人を週に1日の研修生としてうけいれることも始めた。
仕事の熟練度は様々だ。
飲食業のような分業体制は非常に理にかなっている。
多くの花屋でもきっとそうしているようにアイロニーでも仕事を細かく分業し始めた。
この頃は、一つの仕事をみんなで手分けしているという認識があった。
紙袋に店のロゴのハンコばかり押す研修生も、
それが、花束やアレンジメントを入れて持って帰ってもらうのに必要なとても大事な仕事だと認識していて。
そのハンコをいかに綺麗に押すかに楽しみや喜びを見出すことができていた。
アレンジのオアシスをセットすることばかりをしているスタッフも
はぎれのオアシスも無駄にしない芸術的な仕上がりのオアシスセットを
発見したお客さんからお褒めのメールをいただいたり。
ブーケを束ねるとかアレンジをつくることだけが、お客さんを笑顔にしてる仕事ではないということが
理解できていたし、スタッフ全員でそれをしているので、新人スタッフにも、研修スタッフにも
達成感があった。
店に起こったことはどのポジションの人も自分のことのように喜んだり悔しがったり反省したりできた。
この仕事は大変でつまんないけど、この仕事はおもしろい。
とかそういうのもなかった。
全部の仕事がひとつひとつの贈り物に繋がってるし、ひとりひとりのお客さんの笑顔に繋がってることが見えてた。
その笑顔があるから、報酬としてお金をもらえて、その仕事を続けていくことができる。
そういうのが見えてないとつまらなくなってしまったり、しんどくなってしまったり、
面接でそういう不満を聞くと、あぁ、この人はきっとどこに行っても仕事の楽しみかたが見つけられないんだなぁと思うし、
俺は社長として、そういうのをちゃんと全員が見ていられるようにしないといけないなぁとも思う。
パリに店を出して、ほとんど店にいないし、スタッフと接する機会も極端に少なくなった。
おれのことを変に遠い存在のように感じて遠慮してしまうスタッフも出てきている。
3店舗を持ってみて、日に日に難しさは痛感するばかりだ。
苦手な事務仕事や経理のこと、PRや人付き合い、花を束ばねる仕事以外の仕事はどんどん増えてくるが
俺のこれも、全部、お客さんの笑顔につながっているので、楽しくて仕方がない。
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