オープン前でしたが、早速イベントの仕事に声をかけてもらいました。
メールをくれたパトリシアは、アイロニーパリ店の物件オーナーの娘さんで友人でもあるナターリアの古くからの友人。
ナターリアの誕生日の食事会で知り合いました。
彼女はいくつかのファッションブランドをPRしている会社を経営しているようで、
ファッションウィーク中に彼女のショールームで展示会があるからそこに花を飾って欲しいとのことでした。
とにかくショールームを見てみないことにはできるかどうかわからないとおもったんだけど、
ジェロームたちからの紹介でつながってきた縁なので、なにはともあれOK、どういう形でもとにかく引き受けよう。と返事しました。
そしてショールームで会って打ち合わせ。
パレロワイヤルのとなり、オテルドルーブルの北側、パリの真ん中一区のなかでもど真ん中に2階もあるでかいショールームだった。
こんなとこにこんな物件もってるって何者なんだろうと思ったけど、ジェロームたちの友人なら、なんとなく頷ける。
パトリシアの希望をなんとか英語で聞き取り、大丈夫任せて。と言ってビズをして帰った。
何度かメールでやり取りをして搬入当日。
アイロニーパリを手伝ってくれるアイロニジェンヌたちのおかげでなかなかいい雰囲気のデコができた。
パトリシアも大喜び。彼女もジェローム、クレム、ナターリア同様に俺にとても親切にしてくれる。
彼女も心が伝わると感じる人だ。
そんなパトリシア、パリのファッション界ではとても有名な人だということが会期中にわかった。
そういえば、はじめの打ち合わせのときに説明してくれてたんだけど、イマイチ聞き取れてなくてよくわかっていなかった。
彼女は、パリで10数年行われているプルミエールクラスという、靴やバッグなどの大きな展示会を始めた本人で
シューズデザイナーやバッグデザイナーなら、出展の審査にパスすることが一つのステイタスであるくらいのイベントの、
まさにその審査をしていた本人らしい。
今は、もう大きくなったプルミエールクラスからは離れて、いくつかの厳選したブランドのPRをしているとのこと。
パトリシアのアシスタントですごく色々なことに気が利いて、とても親切にしてくれたエドワードによると、
誰でも知ってる大物だよとのこと。彼女と働けて自分はとてもラッキーだと言っていた。
会期中も、そしてカクテルパーティのときも、彼女はとても花を喜んでいて、
ジェロームや、クレム、ナターリアと同じようにおれのことアツーと呼び、たくさんの人を紹介してくれた。
パリに来てから言葉が話せない分、勘をたよりに生活することがめっちゃ増えた。
嘘みたいな話だけど、勘って鍛えられるような気がする。
チャンスっていうのは、いつ与えられるかわからない。
ぱっと選択肢が目の前に現れた時に、どちらを選ぶかで人生が決まっている。
わかりやすい岐路じゃなくて、ちょっとしたことの選択のこと。
そんなどっちでもいいかもしれない些細な選択にもチャンスというのは隠れているのだと強く感じる。
どうすればいいか明確な答えはないけど、
そのことに気づいて日々を生きるのとそうでないのには、
たどり着けるところが大きく違うような気がする。
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