ずっと気に入って滞在していた6区から店がきまりそうになったタイミングで16区に滞在するようになった。
俺が生活しているVictor Hugo のあたりはそれほど観光客もいない、お金持ちの住宅エリア。
花をもって歩いていても6区界隈のようにすぐにいろいろ話をして仲良くなったりすることがあきらかにぐっと減ったので、このあたりは外国人が来て商売するのも難しいのかもしれないなぁ。と感じていた。
でも、ここ数日店の準備をしていて、それは杞憂だったということがわかった。
たくさんの人が店の前を通って、なにができるの?と聞いてくれて、花屋だよ。と答えるととても喜んでくれている。
そして、同じ通りの並びの店の人たちがみんなようこそようこそと嬉しそうに挨拶にきてくれた。
これはオーナーマダムが、もうすぐ綺麗な花屋が入るからとみんなに宣伝しててくれたかららしい。
日本から来た花屋で。。と説明しようとすると、知ってるわよ!本も見たわ!と言ってくれた。
今日は嬉しくてずっと店の掃除をしていた。笑。
工事がちょこっと入るから今の拭き掃除とか意味ないんだけど、なんかちょっとでも綺麗になった店をみて花をどう飾っていこうかイメージしたかった。
前の店が残していた窓のシールをはがしたり床のモップをかけたりしていたら夜になっていたので、工事が始まるまで昨日届いた店用のグァックスのフラワーベースを並べて前だけ照明つけて帰ろうとして、シャッターを閉めて、外から写真をとっていたら、おしゃれカジュアルなムッシュが犬の散歩をしていて、ワォすごい綺麗なヴァーズだと言って立ち止まった。
お前のかというので、そうだよ三月に花屋がオープンするよ。というと
この花器は見たことあるよ、ドイツのだろ?と言う。
なかなか詳しい。
この通りの端っこにも花屋があるよ。とても有名なところだ。というので、
知ってる。でも俺も日本ではまぁまぁ有名やねんと値打ちをこいておこうと思って、俺の本知ってるかいと言ってわざわざもう一回シャッターを開けてフラビュラスを見せてあげることに。
近所の花屋への対抗心にメラメラ火がついたのだ。笑。
フラビュラスを見た彼は、おー!お前は色のセンスが抜群だなぁ。みたいなことをいっている。
配達もする?パーティとかの仕事もする?とか色々聞いてくるので、するよ。
日本ではカルティエとエルメスとかがお客さんなんだぜ。とまた値打ちこくと、おー、エルメスのなんとかを知ってるのかい?というので、いや、日本でね。。
と答えると、いや俺が知ってるんだ。お前のことを必ず話すよ。と言ってくれていた。
ような気がする。笑。
なんか全然あやふやでふわふわした会話だけど、
なんだかワクワクするなぁ。パリ出店。
青山のときも思ったんだけど、部屋を借りて住むより、店を出すということは、その街に仲間入りすることになる。
よそ者ではなくて、街の人を受け入れる側になるような感覚がある。青山のあんなとこでも、行くとああ俺の街に帰ってきたなぁ。みたいに思う。
全然和歌山の田舎者なんだけど、なんかそう思えるし、そこで商いをする人、そこに住む人、そこを訪れる人もみんな少なからずそういう感覚はあると思う。
どうやらそれはパリでも同じようで、店を契約してから一気に街の一員になれたような気がしている。
そしてあわよくば高級住宅街にすむブルジョアの仲間入りもさせてくれないかなぁと考えています。いかがでしょう神様。
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