ブログにも書いたことがあるし、雑誌とかラジオでも話したことがあるから覚えててくれてる人もいるかもしれないけど、
俺はBed of rosesというラブロマンス映画に影響されて花屋でバイトを始めた。
すぐ影響される。笑。
映画が好きで役者になろうと思って上京して、
映画の主人公に感化して花屋で働くという、
いま思うとなんて無邪気な人生だろう。
でもよく考えるとあんまり今も変わっていない。。
ところで、数ヶ月前にパリで出会った女性が辻仁成さんと仕事で縁がある人で、
数人で集まったときに辻仁成作品についての話題になったことがあった。
辻仁成さんの小説は幾つか読んだことがあったんだけど、
そのときは冷静と情熱の間のことばかり思い出して、
映画サヨナライツカの話になって、
おれが一番いいなと思っていた作品の名前がなぜかでてこなかった。
そのあとふとそのことを思い出してなんだっけとネットで調べてみた。
そうだ嫉妬の香りだ。と思い出したら、つぎつぎとわすれていたことを思い出した。
おれがこの小説を読んだのは25歳のときで、
芝居もなんだかおれのやりたいこととは違うなぁと思って、フラフラとして居たときに、
花屋でバイトしていたことを思い出して、そうだおれのやりたいことはあれだ。
と思って花屋になろうと決意した頃だった。
そのころに、まだなにもしていないのに店の名前をきめようと思って、
昔から好きだった言葉のアイロニーをI'llonyと綴りを変えて、
そうだこれにしようと思ったんだけど、
なんだか商売をするにはちょっと弱いなぁと思っていたときに、
この嫉妬の香りという小説にジャルダンバガテールという香水が出てきて、庭か、そうだジャルダンをつけようと思いついて、
いまの店名になった。たしかそうだった。
そして、なんだったらそのジャルダンデュアイロニーの意味も癒しの庭という意味にしてしまおうと劇中に出てきた言葉をパクっていた。笑。
そのときはフランスにいったこともないし、
自分の花がパリスタイルに影響されることも予想していなかった。
でも、こうやって15年経ってもうすぐパリに店を出すところまできて、
辻さんとゆかりの人に会うというのは、なんとも不思議な感じだった。
いつかパリで辻さんに会うことがあったら、
そのお礼とパクったのに忘れててすみませんとお詫びを言って、
そのときにどさくさに紛れて花屋が主人公の小説をいつか書いてください!!とお願いしようと思う。
そして、映画化してもらって、劇中の花をやらせてもらおう。
観た人が誰かに花を贈りたくなって仕方がないような映画づくりに携わりたい。
さて、そんなことを思いながらいまからまた深夜便でパリにいってきます。
拠点がなくて毎回住まいを転々としていたときは朝五時半についても困っていたんだけど、
今回は空港で車を借りたら、その足でランジスに行ってそのまま仕事がある。
今回はなにかいいことがありそうな予感がしている。
まぁ、毎回してるけど。
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