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アイロニーのパリ進出の最重要人物といってもいいジェロームとクレモンス。
Facebookを通じて俺の花を見て評価してくれていたことで仲良くなっていた彼らと
パリに物件を探しに行き始めた6月にパリに来てるなら食事しようぜと実際に会って食事に行って意気投合したことは
俺にとってとても嬉しい出来事だった。見知らぬ国の人とも心が通じ合うんだなぁとつくづく思った。
最近の俺はその縁のつながりを俺の花に任せている。
この人とつながっておくといいわよ。と人を紹介してくれる人もいるんだけど、なんか打算的な人付き合いは面倒だからしない。
おれの花を好きじゃない人にとってはおれは何者でもないし、結局俺が自分で満足するのは花で人を喜ばせることだし、
おれの花が好きと言われることが嬉しい。
だからもう人付き合いに関しては、仕事もなにも関係なくて、
地位云々とか趣味云々とかより、フィーリングが心地いい人とつきあうようにしている。
そういう人たちを俺はほんとうにこころから好きなので、相手もおれのことをそんなふうに好きでいてくれていることが多い。
なんかこんなことをしてもらったから、こんな風にお返ししないといけないとか、失礼だとか、
ほんとにしてあげたいと思ってしたことなら、してあげたほうもしてもらったほうもその時点で双方とも嬉しいことだから、
お返しなんてもらわなくていいし、する必要もない。
そんなことを考えなくても、すぐその相手には自分がしてあげたくなることが出てきてそれがずっと繋がって行く。
そんな人がまわりに少しだけいてくれればそれがいい人生だとおもう。
そんな関係のジェロームが、前々から聞いていたノルマンディの彼の別荘に行くというので連れて行ってもらいました。
なんかいろいろなものがたくさんあるところらしく、アツシが店をするときに必要なものがあったらあげるからいつか見に行こうと話してくれていたのです。
途中、シャルトルのノートルダム寺院に寄ってくれた。
中世の街並が残っていて素晴らしい場所だった。
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パリは少し車で離れるとまた違う素晴らしい世界が広がっている。
あいかわらず、ジェロームはフランス語のわからない俺に英語でめっちゃしゃべってくれるんだけど、それもイマイチわかっていない俺。
しかし、途中、好きなタイプがどうとか、女の人の話になったときにびっくりするくらい話が盛り上がった。不思議な現象だった。
徐々にノルマンディのほうにいくにつれて、真っ平らな平原が波うちはじめる。
ノルマンディ地方はフランスの北西部。
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温和な海洋性気候で、リンゴが作られていたり、酪農が行われているところが多いらしい。
ジェロームのおじいさんが1960年に買ったという別荘も、元は酪農とリンゴを作っていたらしい。
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敷地は見渡す限り続いていて、川が1.2キロくらいあると言っていた。デカい池もあった。
そして広大な敷地の隣に、すばらしい城があった。なんかイギリスの最後のなんとかなんとかみたいなことを説明してくれたけど
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その辺がよく理解できなかった。すまんジェローム。
ジェロームの敷地の周りでブーケの撮影をさせてもらって、暗くなって来たら、暖炉で肉を焼いて、ワインを飲んで、また女の子の話で盛り上がったら、時差ぼけですぐ眠くなる俺は、早い時間だったけど、ホテルかよっていうくらい2階にいくつもあったゲストルームのひとつでぐっすり眠った。
翌朝、古いが美しいつくりの窓をあけて日が昇るのを窓から眺めた。本当に美しい国だ。
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朝日のなか屋敷の周りでいくつか撮影して、あまりに絵になる場所が多いので、もっとブーケを束ねてくるべきだったと気づく。
コーヒーをいれてもらって、のんびりとしてる間にジェロームはなにか必要な書類を探していて、みつかったのでまたのんびりと帰る事に。
田舎の自然の景色を心の中にもっているというのは自然の美しさを表現する花屋にとってはとても大事なことだなぁと日本で仕事を始めた頃に
田舎者の俺が感じていた事だけど、パリのフローリストが持っている田舎の景色というのはこんなにも美しいのかと、
これから店をはじめて勝負していくタイミングでしっかり再認識させてもらえたというのはやはりなにか意味がある事なんだろうと思った。
ほんとうにありがとうジェローム。
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