パリ花屋出店について　１９

クレムがいよいよパルマに引っ越してしまうので、ジェロームと３人で食事しようと誘ってくれた。

ルーブルのピラミッドの広場のすぐそばにあるカフェマルリーに行った。

なんだかすっかり仲良くなって、彼らとはもう何年も前から友達だったような気さえする。

クレムが引っ越しの準備で忙しいのに俺の食生活を心配してなにやら調味料をいくつか買って来てくれた。

説明してもらったけど、途中でわからなくなった。笑。

クレムとはいろいろ仕事の話もした。いつか一緒に仕事したいねと話した。本当にそうなるような気がする。

そして。ジェロームとクレムは、このときケンカした。笑。

ジェロームがなんかいらんことを言ったっぽかった。笑。

そのときは俺が間に入ってなんとかおさまったんだけど、数日二人から何回かケンカの事をあいつはこうだとかあいつはこうだみたいなメールが送られてきてた。笑。

結局いろいろ翻訳機能を駆使しながら仲いいなぁふたりともとかいってたら、クレムもずっと私たちの間に入っててねと言ってた。

俺の語学力にはハードルが高い。笑。

マルリーで食事したとき、俺は撮影の帰りだったので、ブーケを持っていたんだけど、どこからともなく一人のマダムがそのブーケの写真を撮らせてくれと言ってきた。

となりの席に座ったので、ジェロームもクレムもさっきまでケンカしてたとは思えないコンビネーションで俺のことを彼女達に紹介してくれた。

聞けば彼女は、雑誌の仕事をしてるという。フラビュラスをあげるととても気に入ってくれて、Facebookで友達になった。

のちのメッセージのやりとりで、彼女はスタイリストをしていて、HPをみたけど、すごいかっこいい誌面をつくっていた。

ここでも俺のお気に入りの　we keep in touch と言ってもらえて、どんどん輪が広がっていて

しかもこういう撮影の仕事をしたいと思っていたので、素晴らしい出会いだった。

ほんとに実現するといいなぁ。

楽しい時間はあっという間に過ぎてクレムはパルマに、ジェロームはハワイに行ってしまった。

ジェロームは、カンヌやフランスの田舎とかハワイとか、家が６つもあるらしくあちこち頻繁に行き来してるからまたすぐ会えるけど

クレムにはしばらくは会えないなぁと寂しくなった。

でもこの二人とは一生涯の友達になれたと感じている。

神様からの贈り物だ。

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