ジェロームと楽しい一日を過ごした翌日。
ついにとても楽しみにしていたこの日がやってきた。
物件契約よりもこっちがメインみたいな気すらしてた。
そうこの日から3日間はもう一人のパリの親友のために過ごす週末です。
前回の滞在で、もともとはFacebookだけでの知り合いだったジェロームとクレムと食事に出かけたとき
クレムが、来月いとこの結婚式の花をしなければならないが、引っ越しの準備と重なっていて大変だ。というので手伝ってあげる約束をしていた。
この時は、アトリエみたいなとこで、ネトワイエとか、見本のあるものを何個かつくったりとか、的な手伝いだと思っていた。笑。
で、それからクレムは何度もメールで、ほんとに大丈夫?ほんとに手伝ってくれるの?と聞いてきた。
まぁ俺の英語がややこしいし、ちゃんとわかってんのかこいつと不安になるのもわかる。
その度に俺は、おれはやるぜ、めっちゃ楽しみにしてるぜ、と返信していた。
そして、クレムはようやく信じてくれたらしく、装花の詳細をメールしてきてくれた。
結婚式は土曜日にフォンテーヌブロー(パリから随分離れた美しい街)である。
私たちは、金曜日にランジスに仕入れに行って、そのままフォンテーヌブローに行き準備をする。
近くに私は田舎の家があるので、そこに泊まる。
翌日結婚式に出席して、また田舎の家に泊まって、日曜日の昼に帰って来よう。私はあなたのアシスタントをするのがとても楽しみだ。
そして、プールつきのすごい家やクレムの彼氏や子供の写真が数枚送られて来た。
うわー、なにこれ!めっちゃたのしそうやん!と心が躍ったが、あれ?俺じゃなくてクレムがアシスタントなの?笑
という感じだった。
そして、クレムは花の仕事の服と結婚式用の服と水着を持ってこい。と言った。
予算や、必要な装花を教えてもらってなんとなくイメトレはした。
けど、いかんせん言葉がちゃんとつうじないので、もう現場で確認するしかないなと思っていた。
そして当日朝。クレムがアパートの下まで時間きっかりに迎えに来てくれた。
再会を喜んで、ビズをして車に乗り込んでランジスに向かった。
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クレムはジェロームとちがって俺にわかるように話してくれる。笑。
(ジェロームはいっぱいしゃべってくれる。)
行きの車でなんとか俺の英語でもそれなりにコミュニケーションがとれてる感じでいろいろと世間話や、仕事の確認をした。
クレムの弟グレッグは、パリでも有名なラルチザンフローリストのオーナーで、クレム自身も10年前まで花の仕事をしていたという。
クレムは、ランジスの中に自分のブースを持って、旅行者にブーケを作ったり、パリのいくつかの小さなホテルの装花の仕事をしていたんだとか。
クレムはとにかく、アツシの好きなようにやっていいと言った。花嫁はどんなのがいいといってるの?聞いても、彼女は白とグリーンとかが好きだけど
気にするなアツシの好きなようにしていいよ。と何度も言った。笑。
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そしてランジスで花を選んだ。グレッグの店もサポートしてくれているようだった。
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数年ぶりに合う人がたくさんいて、クレムは俺のことを市場のいろんな人に紹介してくれた。
よくパリの田舎の結婚式では大きな枝物とかは現地で切ったりするみたいなことを聞いていたので
そのことを伝えると田舎の家には森があるので大丈夫だ。という。
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金曜日だったけど、すごくいい花が揃った。綺麗な真っ白い八重のガクアジサイが見つかった時はもう成功だと思った。
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このアジサイはココシャネルというと言っていた。
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そして、器も買わなくては行けない。
ゲストテーブルが18卓。メインテーブル、教会の装花が必要だ。
18個揃う器は限られていたが、なんとかなった。
クレムが全部車にのるかなぁというので、大丈夫だよなんとかなるよ。と答えたんだけど、
いとこが来てくれるというのできてもらうことに。
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そうしてやって来たのがヴェルジニ。花嫁のお母さんだ。
いとこの結婚式だと聞いていたけど、いとこの娘さんの結婚式みたいだ。
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3人でヴァンソンたちといつも行く市場内のカフェでお茶をしたら、フォンテーヌブローへ向かいます。
と、そのとき、メールをチェックすると、空くのを待っている候補物件の家主の弁護士から
2週間後には鍵を帰してもらって貸せる状態になりますと連絡が!!!
紹介してくれたクレムと大喜びして、車を走らせました。
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