パリの束ねたブーケの写真と写真集の企画にたくさんの申し込みありがとうございます。
この企画を急に言い出したので、お察しの方もいるかもしれませんが
実は今、パリ出店の話があります。とある人からまたとない機会をもらっています。
早ければ、今月末に契約をかわす事にことになるかもしれないというところまで来ています。
芦屋の店を27歳のときオープンして、
8年目に東京、南青山にふたつめの店を持ちました。
そのときすでにパリに店を持ちたいと言い始めました。
おれは別にパリの花にあこがれているわけではありません。
パリのフローリストのほうが優れているとか、思った事もありません。
日本にもすごい人がたくさんいるし、パリにもすごい人がたくさんいる。そのへんは大差ない。
なぜ東京に2号店を出したかったのか、そして、なぜパリに進出したいのか?
原点は芦屋の店を一番にしたいからです。
芦屋には、オープン当初から追いつけ追い越せと勝手にライバル視させてもらっている花屋があります。
どんだけがんばってもそこにはなかなか勝てない。
店を良くしたいんだったら、店を離れるべきではないと先輩達言われた事もあります。
ステイタスを得たいだけだろう?と。
おっしゃることはもっともです。でも先輩、正攻法だとなかなか勝てないんですよ。
ステイタスでもなんでもを利用して認知度をアップさせて、仕事をたくさんもらえるようにして経験値を増やすスピードを速める。花屋を一番成長させてくれるのは仕事だと思います。
芦屋から見てると東京にしかない仕事があったし、パリにしかない仕事もめっちゃ魅力的に見えます。
そういう仕事ができるようになりたい。
そう思って、東京で仕事を初めて、すこしずつ東京にしかないような仕事をさせてもらえるようになって、パリ進出を見据えて、毎年パリへ行ってるうちに、感じる事がありました。
芦屋の店で3年目くらいに高級ブランドの仕事をさせてもらうようになったときに、
職人として、自分を殺すことも必要だということを感じた。
クライアントの満足だけを純粋に追求する。
それがかっこいいとも思った。
パリのフローリストはとても自分らしい花を束ねる。
自分が美しいと思った花を束ねる。
どっちが優れていて、どっちが劣っているとかいうことじゃないんだけど、
どうせ人生をかけてこの仕事をしていくなら
心の底から綺麗だなぁと自分が思っているものを、どう?と聞いてみて
いいね。と喜んでもらえるほうがいいと思った。
それから、少しずつ、そういう風に仕事に取り組むようになって
そりゃぁ、それでいいという仕事は少ないです。
でも、それを増やしていけるように発信し続ける。
自分のメディアを育てる。
そうやっていくうちに、売り上げも増えるようになってきた。
なにより、お客さんの満足度が前より高くなったように思う。笑顔も見ていて気持ちがいい。
日本の花とパリの花に違いがあるとすれば、おれはそういう部分だと思う。
そういうとこで、自分の花、アイロニーの花が、どう受け止められるのか。
ただただみたい。
もちろん、いい広告塔になるだろう。
芦屋と青山とパリに店があるなんて、なんかすごそうだ。(実際は無理してるんだけどさ)
そういうことがなかったとしても
ただただみたいんです。
パリスタイルとか言って日本で商売してるおっさんの花を見たフランス人の喜ぶ顔が。
綺麗?
な、そやろー?っていいたいんです。
この前のパリでブーケを束ねて写真をとって、額装した写真と限定の写真集を送る。という商品は
パリ出店したときに当面の仕事の確保の為です。100件は欲しいんです。
ブーケにも、写真にも、額にも、出来上がる限定の写真集にも 絶対に5万以上の価値があると自信はあるので
パリ出店の応援のために買って欲しいとは言いません。
今のうちに注文しといたほうがいいと思います。笑。
詳しくは前回のブログを→ パリであなたをイメージした花束を
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