1月2月は遠征ブーケレッスンがあるので普段はなかなか会えない人と酒を飲んで話をする機会がたくさんある。
福岡に行くと建築家の井上聡さんが食事に誘ってくださった。
論理的な思考と芸術的な感覚と熱さを持っている人で俺はとても波長が合う。
井上さんと話しているときにエネルギーの話になった。廃熱の話だったんだけど
はじめから俺の頭のなかにはエネルギーという言葉がずーっと頭にあった。
いろいろな人からいろいろな話を聞かせてもらえるのだけど、
遠征にいくとやはりゲストなので、いろいろな質問をしてもらえる。
その話の流れの中で、俺らがいつも一番の仕事の楽しみだと思っている
花を贈る行為について話をしていて
エネルギーだなぁと思った。
花をあげたときに、もらった人がアガる感じとか、アガったのを見てさらにアガる感じって
エネルギーだなぁと思った。
だからなんやねんっていう話やけど、
なんかエネルギーという言葉とこのことが結びついたのは俺にとってはなんか意味があるような気がしている。
そして、もうひとつなにか気づきそうだったのが、岡山でのこと。
岡山で飲食店をたくさん経営されてらっしゃる真山さんという方と一緒に酒を飲んで話をする機会を
岡山の大好きな花仲間クローバーさんがつくってくれた。
そのときにイブピアジェのようなすばらしいが持ちがよくない花について話がでた。
みんな大好きな花だ。
なぜか、持ちが悪い花ってマイナスなことにされている。
でも、花の魅力って、おれらはよく語るけど、枯れてしまうところだ。
早く枯れてしまうってそんなに悪い事だろうか。
あんなにいい香りで美しくて命が短い。
逆にいいじゃないかと胸を張って言えるくらい、枯れてしまう切なさの美を感じれるような自分でいたい。
そして、もっといろいろな魅力の伝え方があるんじゃないか?
と思った。
翌日、青山店にかえって来てすぐ取材があった。
とある商品の関連サイトでアクティブに働く人を紹介するとかなんとかいうサイトのトップバッターで紹介してくれるとかで
めちゃめちゃいっぱい写真を撮られて、がっつりインタビューがあった。
そのときに、花の色気について話してたとき。
うちの店のコンセプトは 花のもつ色気 と 自然のバランス だと思っているんやけど
色気って 自然と 同じことだと思った。
最近 不自然なことはしない。 という松本隆さんの教えを常々意識してるんだけど
そうしていくと 色気 につながってくる。
花ってそもそも色っぽいものだから。
などなどなど。
自分でも仕事について、花について、いろんな事を考えているけれど
ひとつの質問がこんなに自分の考えを進めてくれることもあるんだなぁと思った。
人というのはやはり鏡のような存在だなぁ。
そしてまた花というのも鏡のような存在だと思った。
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