クリスマスも年末もまったく関係ない話。
数ヶ月前に、とある出版社の社長さんからご連絡頂き
日本の花人の歴史を現すような本に参加して欲しいと声をかけてもらった。
聞けば、候補にあがっている人は、もうすでに亡くなられた方も含めて、著名な人ばかり。
そんな中に入れてもらえるのはありがたいことだけど、ずっと気がかりな事があった。
俺は自分は花屋だと思う。
花を仕入れてブーケを束ねて買ってもらう。
それをするために、写真を撮ったり、本をつくったり、SNSでバカな事を言ったりする。
それと違って、俺が思うフラワーアーティストって、
自分を表現したり、何かを残す、とかちゃんとした意味があって作品をつくっているように思う。
そんな気合いの入った作品と、花屋の俺の写真が並ぶところを想像すると滑稽にさえ思える。
そんなことを考えているときに、気にかけてくださって時々食事を一緒にしてくれる
作詞家の松本隆さんが店にふらりと来てくださった。飯行こうかと。
数えきれないほどの作品を人々の心に残してきた人。まさに時代をあらわした人だ。
話しているといつも、いつもとは違った目線で自分をみることが出来る。俯瞰に近いくらいだ。
そして、ものすごく色々なことに気づく事が出来る。
そして創作についてもいろいろと感じたことがあった。わかったとは言えないが感じた。
ひとつひとつ積み上げてきたこと。
自然体であること。
普通のものを、普通にいいものをつくってきたということ。
自分を表現したり、時代に自分の名前を刻もうとしたのではなく
普通にいいものをつくりつづけて、いいものだから残っている。
ああぁ、俺のスタンスもあながち間違ってはいないなぁと思えた。
いいものは残る。
俺にとっていいものとは、俺の周りの人が喜ぶもの。
まだまだ足りない部分がたくさんあるけど、
この方向は間違っていないと思う。
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