昨日はちょっとタイトスケジュールだったんだけど、どうしてもひとつブーケを束ねて写真を撮りたかったので早起きした。
それは俺にしかできない仕事の依頼をもらっていたから。
そのオーダーは女性から男性へ、誕生日のプレゼント。
男性は花屋で8年働いてるそうで、ずっと俺の花の仕事や考え方を気に入ってくれているそうです。
そんな彼が最近ちょっとモチベーションが下がっていて元気がないので、
もう一度花の魅力を感じられるようなブーケをつくって欲しいとの依頼でした。
うちにくるスタッフでも3年続かないようなやつはその先のなにかがつかめないやつだとよく残念に思うんだけど
8年もしてると、そりゃぁモテベーションがさがることもある。
ましてやチームや組織で働いてるとすると、自分のやりたい事とチームの中の自分の役割がピタッとくることなんて稀なのかもしれない。
俺もなかなか自分の思い通りにならない苦しい時期が何度もあったし、今も苦しいこともあるけど、
そんなときにこういうオーダーに救われる。
昔から苦しいときに限ってこういうオーダーがあった。
気持ちを伝える花。
オーダーは全部気持ちを伝える花なんたけど、とくに送り手の気持ちがすぅーと入ってくるときがある。
それがうまく相手に伝わったとき、なぜだかわからないけど涙がでてくるようなときもある。
日常の色々なことで埋もれている大事な事、
花屋ってこういう仕事だ ということ思い出す。
あなたに仕事を頼みたい。 そう思ってもらえること。
それには常に自分を磨いておかなければならない。
花に気持ちを託すには実はすごいパワーが必要だ。
自分にはそれが出来る。自分はそういうことがしたい。
とお客さんが感じてもらえるくらいの気を出し続ける。
この人に任せたい。そう思える人がいるというこはお客さんにとって、職場の上司や周りの人間にとって最高の喜びだ。
俺はいろいろな人に助けられて、いろいろな自然の恵みのおかげで
苦しいとき、そうやって何度もこの花の仕事への情熱を失わずに今までこれている。
でも、苦しいときがないと、つまんない花屋になってると思う。
誰かを励ますような花もつくれない。
すごく悲しいことを経験していないと、誰かを慰める花も束ねられない。
花というのは、そういうことが表裏一体になって咲いてるものだから。
気持ちが上がらないときがあるなら、それもいい。それすらも糧にすることを認めてくれる仕事だ。
そんないろいろな事を考えて、一番の最初のワクワクする気持ちを思い出して欲しいと
白い花を手に取りました。
依頼主の気持ちに、今回は作り手の思いも乗せることを許されたブーケだと思うので、思いっきり乗せました。
あとは花がやってくれると思います。
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