blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2013年3月16日

ストーリー311とミモザをかっこよくデコる方法

今日は早朝から六本木ヒルズにあるグランドハイアットの最上階スイートルームにジュエラーのイベント装花に行って来た。

IMG_2191.jpg

今回はミモザがお題でした。


ミモザは人気のある花だけど、ナチュラルなイメージとかカジュアルなイメージが強くて、高級感を出すのは、ガーベラとかと同じように難しいという印象。

思いっきり大人っぽい色合わせで、スイトピーのワインを合わせて

同色のカラーとバラをモダンな活け方で合わせて、ミモザがメインという雰囲気を保ちつつ、高級感のあるデコに仕上げました。


これ以上足してもダメだし、引いてもダメだと思う。

IMG_2205.jpg

クライアントにも気に入って頂けたようで気分よく写真を撮っていると、


池ノ上のワインバーAPARTMENTのオーナーで友人の田口さんからメールが。

奥様と娘ちゃんとグランドハイアットに泊まってるとのこと。


仕事終わりで、合流して朝お茶へ。


奥様は、ドラマや映画にもなったホタルノヒカリで人気の漫画家ひうらさとるさん。


そのひうらさとるさんが一冊の本をくれた。


??-5.jpg

ストーリー311


ひうらさんは、はなのちからの募金集めにも真っ先にどーんと大きな協力をしてくれた人。

売れっ子で忙しい人なのに、発言だけではなくて行動をしている人だ。


そのひうらさんが中心となって11人の漫画家さんがあの日のことを漫画にしたという。

その収益や印税が復興の為に募金されるという。


それだけではなく、この本はすごく意味のある本だ。


昔、小学校の図書館に、ひとつだけ漫画があった。


はだしのゲン。

自習とかで図書館で何か本読めって言われて、漫画あるやん、漫画読んでてええんや!ラッキー!と思って大体のやつが読む。笑。

漫画って読みやすい。


読みやすいから、目を背けてしまいそうな怖い話も読んだ。

あの漫画で戦争の悲惨さを知った。

このストーリー311も同じように小学校の図書館に置いてあってほしい。


色々な人のストーリーをいろいろな漫画家さんを通して書かれているところもいい。

悲惨さもあれば問題提起もあるし、希望もあった。


この本がより多くの人に読まれることを、これからさきもずっと読まれていくことを願う。


買ってください。


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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