１００年オリーブ

以前ヒルトンプラザに出店しないかと声をかけてくれた方の紹介でヒルトンプラザ３Fにある銀座のサエグサさんという子供服のお店が取り組んでいる

Thinkng Green というキャンペーンのデコの依頼を受けました。

お客様とGREEN（緑）を感じながらGREEN（環境）についてコミュニケーションをはかれる2ヶ月

昨年の他社の植栽の写真を見せてもらったときは、それがベストだなぁと思った。

他社の方が満足度が高いと思ったらそう言うようにしてるので

一度はそうお話したんだけど、うちに違うことをして欲しいということだったので、

別の案を考え始めました。

このときは、去年のがベストで、今回のは違うけど、セカンドベストだと思って考えていました。

が、このときほんとのベストは、小学校の裏の楠（樹齢５００年）みたいなのがあったら一番いいけど、そんなことは無理だしという考えのもとでのセカンドベスト探しでした。

いや、そういえば同い年くらいのやつ知ってるなぁと思い出しました。

花宇の清順が輸入しているオリーブ。

あんなのがあったらちびっこもそのパワーを感じるかもな。

珍しい植物というのは、実は俺はそれほど価値を感じない。

清順はもっと高みで植物を集めているけど、よくわからないのに珍しい植物としてしか売れない残念な花屋にはなりたくない。

どんなものがあるかは見に行ったり教えてもらうが仕入れられる機会はめったにない。

だからアイロニーが世話になるのは、ほとんど桜だけだった。

筑北村の桜と開花調整は素晴らしい。

それともうひとつ俺にとって素晴らしいなと感じさせてくれるのがスペインからやってくるオリーブだ。

この木の生命力は伝わりやすい。

コレクターやマニアにだけわかるのではなくて、多くの人に伝わる。

樹齢５００年とかはさすがに無理だけど

無理を聞いてもらって１００年の木を貸してもらえることになった。

で、いざ搬入となったものの、そう簡単にはいかない。

２５０センチ３００キロ？の巨体は普段はレッカー車をつかって積み降ろしをしてるそうだ。

が、今回の搬入経路の問題でレッカーは使えないということに。

シンプルに人力でやりましょうということになり、男友達に声をかける。

清順がいうには５人いればなんとかなるとのこと。

無事５人そろい、いざ搬入。

いざ。

　
　
いざ。。

これ。。無理じゃね？

みたいな難関をいくつも越え、おっさん達は汗だくで無事搬入を終えた。

なんてことない、ただ一本の木を入れただけですが。

一本の木の命の力を感じてもらえますように。　
　
　

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