アイロニ花写真雑誌FLOWBULOUSを引っさげて、行って来ました
THE TOKYO ART BOOK FAIR 2012
国内外のリトルプレス(小さな出版社や出版物)がたくさん出展している見本市のようなものです。
3日間で10000人ほどの来場があったようです。
来場者はもちろんですが、本を自分で作っている人たちがたくさん集まっていて
たくさんのブースをまわったのですが、もういろんな本がありすぎて何がなんだかおなかいっぱいでした。
300冊くらい売れへんかなーと思っていたんやけど
結果は106冊。
せめてあと2冊売れていれば煩悩の数だけ売れましたみたいなことを言えたのに。
でも、全会場をまわってみて思ったのは、これだけの本が
レビューがあるわけでもない、無名な本がフラットに並んでいて、
どんな本があるのかなと結構楽しみにしていた俺も結局1冊も買わなかった。
ほとんどのブースを素通りしました。
そんななかで106人の方がFLOWBULOUSを買ってくれた。
昔ブラピが出ているデビットフィンチャーの映画でセブンというのがあって
ブラピよりもモーガンフリーマンよりも強烈にインパクトを残したケビンスペイシーが演じた
殺人鬼が、人に話を聞かせるにはハンマーで頭を叩かなくてはならないというようなことを言っていた。
椎名林檎だったか森山直太朗だったかも歩いている人の足を止めるような音楽について、何か話していたような気がする。
俺はアイロニーという花屋をする上で、大衆性のある天才 という存在に憧れて花を束ねている。
気を引くことに気をとられて奇抜なことばかりに走ってしまわず、
多くの人に広く受け入れられやすく愛されるもので、プロが見てもおっ、すごい、と言わせるような花を束ねたいと憧れていた。
けれども、意外とおれが大衆的だと思っていた部分は、花好きな人の世界の大衆的なところであり、
本当の意味での大衆的な部分もずれていれば、
ましてや歩いてる人の足を止めるようなインパクトなんかは全然足りないんだなぁと
感じることができた。
それとともに、106冊という販売は大したもんだと思うし
それはただただ本の評価というわけではなくて、販売に協力してくれたスタッフたちの熱いトークがあってのこと。
何かを替えれるかというと、多分何も軌道修正できないけど、
こういうことを感じられたのは非常にいい経験でした。
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