フラビュラスを出版してから本とか写真とかアートよりなことを書くことが多くなったのだが
それらは俺の仕事のなかでは10パーセントくらいです。
俺がしてる主な仕事は
店やウェブショップに注文いただくギフトフラワーの作成
いくつかのブランドメゾンへの定期的な装花のデザインと実施
そして生徒さんへの花のレッスンがある。
ときどきエロいことを考えたり言ったりするのも花屋としてはとても大事な仕事なのだが
ここではそれは割愛することにする。
これらが今は大体30パーセントずつくらいの割合で動いてる。
もちろん、一人でしているのではなくてスタッフが着々と技術を身につけて
俺が作る以上の物をつくってくれることも多くなってきている。
ギフトフラワーの依頼に対する女性スタッフの細やかな対応なんかは俺には到底出来ないことだ。
いずれは、どんどんスタッフができる仕事を増やしていくことでサービスの更なる向上に結びつけていかなければと思う。
そんななかで、これだけはスタッフに任せていくということは出来ないなというものがある。
ラフィリエと名付けている、1年(もしくは2年)のコースレッスンだ。
プロの方や、プロを目指す方、仕事ではなくてもより深く花と関わりたいという方を対象に
俺がいままで仕事で感じたことを色濃く伝えて、より花との距離を縮めてもらおうというレッスンです。
色々なブーケやコンポジションの作成のポイントやデザインの構成だけでなく
写真の撮り方や管理や加工。
色合わせや花合わせの俺なりのルール
などなど普段の単発のレッスンより一歩踏み込んだ世界を伝えたいと思っているレッスンです。
芦屋の2クラスは今のところは満席で
南青山でも、今週から火曜の夜クラスがスタートした。
半期分の受講料が30万という決して安くはない受講料だが
それだけの量の花を扱ってもらうし、伝える内容もスタッフへのそれよりも多いくらいかもしれない。
俺がこの仕事が楽しいと思うのは
花が人の気持ちを伝える瞬間と
店が生き物のように成長していくのをみること。
それと同じようにこのクラスは生徒さんの成長が目に見えるのが楽しい。
はじめは大きなブーケを組み上げるのに四苦八苦していたのが
半年後にはもっと細かい点までこだわって、ここが上手く行かないといいながらブーケを組んでいる。このときはブーケの大きさにはビビっていない。
卒業した人がイベントしたりしているのをみるのは刺激になるし
全部出し切って、それを学んだ人が自分の感覚でそれ以上のものを作ったりしてるのを
見るとおれもさらに上を目指さなければとモチベーションにもなる。
10年でいろいろ形はかわってきたけど
これは続けて行くべき仕事だなぁと思う。
という感じの青山の火曜夜コースの告知なんですけどいいですか?
詳しくはこちらから⇒ http://www.la-filiere.net/2009/05/post.html
アイロニ花写真集FLOWBULOUSはこちらから→ http://www.illonyshop.com/
パリで花仕事の美女図鑑に元スタッフのオカノンが!