TwitterやFacebookでフォローしてくださってる方はご存知かと思いますが
8月1日から31日までアイロニー南青山店で展覧会を開催します。
アーティストと呼ばれるような人はこうあって欲しいというような想いが強いからか
自分はどう考えてもアーティストにはなれないなぁと常々思っています。
職人。いやいや花屋。もしくは商人。だろうと思うのですが
東京で商いが成功するのは商人ではなくアーティストだなぁと思う節もあったり。
あきんどなりの表現というものをしていこうではないかと思う今日この頃。
音楽に置けるジャンルと同じように、アーティストとか職人とかあきんどなんてくくりは
便宜上分けれられるものであって、それを聴いたり観たりするひとの感動には関係ないと思うふしもあり。
東京に店を出してから、表現の場を求め、FLOWBULOUSというサイトを作り
写真を公開して、一年後には本を作って自分で出版しました。
もちろん根が商人なので、仕事と直結しているような本ではありますが
表現を吐き出すということの楽しみもまた感じつつあります。
そんな折り、縁があってイラストレーターの來嶋千歩さんに声をかけていただいて
花とイラストの融合した作品をつくることになったのが今年の5月。
二人の出会いのきっかけをつくってくれた
メリッサミルというモデルのかわいこちゃん達を花まみれに描こうということになりました。
どうやって?というとこれがおもしろしくて。
まず モデルとなる女性の絵を來嶋さんが描きます。
その絵を見て俺がそこに花を飾っていきます。それを写真にとって
その写真に來嶋さんがまた絵を仕上げていきます。
そして最後にまた來嶋さんが仕上げた絵に俺が花を飾って写真を撮って完成です。
そうすると一度目に飾った花は半分は絵になっていて人に溶け込み、
最後に飾った花がその絵に命をより強く感じさせてくれる。
來嶋さんと俺とメリッサの4人はその制作の過程をみんなでやいのやいのいいながら
意見を出し合って進めていくのですが、いつの間にか
植物と人が融合している世界がイメージされてきた。
もともとはメリッサのひとり藤森香衣さんがプロデュースしていたHOPE FOR TREEというイベントをきっかけに縁を深めた俺らは
木が好きだし、人と植物がもっと深く共存できる世界を望んでいる。
そういう作品を作ろうと言って集まったわけではなかったけど、
どんどんそういう作品が出来てきた。
八季の庭と名付けたこの作品は
初春 春 初夏 梅雨 夏 秋 晩秋 冬
という八つの季節の8作品を1年かけて作って1年後展覧会をします。
その展覧会に先駆けて 今出来ている3作品を
8月中 アイロニー南青山店に 展示します。
期間中は営業時間にいつでもどなたでも見に来ていただけますので
ぜひ足を運んでください。
美しい作品になっています。
アイロニ花写真集FLOWBULOUSはこちらから→ http://www.illonyshop.com/
パリの斎藤由美さんのブログで俺の居眠りを見事に表現してくれています。