blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2011年12月 9日

勝ち方



人生の多くの時間を俺はバスケットボールをして過ごしました。


大学まで体育会でやって、その後も各地のお遊びクラブチームでしたり、

地方の実業団に潜り込んだり、

神戸に来てからは、近くの大学の体育館にクラブチームの連中が集まって練習してたので3年くらい前まで週に3日はしていた。


色々なレベルのところでプレイしたけど



大学を出て、東京に出て来てフリーターみたいな時期

町田市のリーグで大暴れしていた時期があった。


閉鎖的なリーグでそんなにレベルは高くなくそれでいて、低すぎない感じ。

それはそれは気持ちよくプレイさせてもらった。



今思うと、そのころ気づいたことがとても多かった。


全体を俯瞰できるレベルだったので、9人のことを考えることができたゲームも多くあった。


バスケットというのはめちゃめちゃ激しくて、あらあらしくて、瞬発力の必要なスポーツだけど

やっていることはマラソンのようなものだ。



何度も流れが行ったり来たりして、最後に1点でも多くとっているほうが勝ちだ。


一時期、自分のチームを率いて、よその市のチームのところに試合に行きまくるというような時期があった。

もう普通ならちゃんと働いてる歳なのに。。なにやってたんだろう。。


そのときゲームをしていて、9人(俺以外のコートにいる人ね)をみるとちょっと勝てないかもしれない感じだった。

ちょっと3本決めてみてよと言われれば、簡単にできるくらいのレベルなんやけど、相手5人が本気で俺のことを止めようと思って来たらちょっとめんどくさい感じ。


なので、ずっとあまり派手なプレイをせずに、味方の4人にがんばってもらった。

ちょっとミスが続いて離されそうな時だけ、ボールをもらった。


そうやって、なんとか苦労して均衡したままゲームは終盤を迎えた。


2分を切って、あと何ターンかというところから、味方からブーイングをもらいながら全部ボールをもらった。


3本くらい立て続けに1オン1で楽にシュート決めると

相手は、あいつなんとかしないとダメじゃんとなるんやけど、

そのころにもうゲームは終わってしまう。



それまでは、総合力で負けそうだなと思ったら、はじめからすぐに全部ボールをもらおうとしてがむしゃらにシュートを放っていたけど

あー、こういう勝ち方もあるのかと学べたゲームだった。



名将フィルジャクソンは よくバスケを人生に例えたけど

俺は、人生がバスケのようだと思う。



リーマンショックで、装花の仕事が減ったとき相手に流れが傾いたけど

東京に青山の一等地(にあるボロビルの2階)に進出することができた。


スタッフの離脱が重なったけど、新しいチームを俯瞰してみると

前よりももっといいところまで行けると思えるスタッフが集まってくれている。




俺の人生はすべて俺の手のひらの上で起こってることやねん。



クリックありがとうございます!!


 





















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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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