blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2011年2月 4日

先生バスケがしたいです。


いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。


ちょっと前に横山ブログに登場していた横山の高校の同級生、

渡部が訪ねてきてくれた。(親しみを込めて敬称なしです)


昔、何度か飲んで意気投合したこの男から、久しぶりにメールが来たのは数ヶ月前。

兵庫県にプロバスケットボールチームをつくるのだという。



実は、現在南青山店マネージャをしてくれている横山と僕とは大学時代のチームメイト。

付属高校から名将好井監督の元で秘蔵っ子として活躍していた横山が大学1回生の頃、

体育の授業で、センスにあふれ才気ほとばしるプレイを隠しきれなかった私に惚れ込み

飲み会を本業にしていた私を、チームに入るように口説くこと1年。

ついに体育会という汗と下ネタの混ざり合った禁断の世界に足を踏み入れてしまったあの19の夏からのチームメイトなのである。

大学を出てからも東京の郊外のリーグを3大会制覇したり、京都の実業団にもぐりこんでチームを準優勝させたり、大阪の下位リーグで昇格と降格を経験したりと、それほどレベルの高くないところで気持ちよくプレイするという省エネ型のスタイルながら二人で様々なチームを渡り歩き、それはもう例えるなら。。。

えー。。。キン肉マンとテリーマン?

翼君と岬君?

なんかいいのないなぁ。。

反町と竹ノ内みたいなイメージなんすよ。僕のなかでは。うんうん、そうだそうだ。


けっして、ドルチェ&ガッバーナでも藤子不二雄でもないので、そちらの方は誤解しないで下さい。


さておき、何の話かといいますとただバスケットがそこそこ出来たというだけで、もう20年近く一人の男と付き合いがあるということ。


ちょっと理解しづらいこともあるかと思うのですが、チームメイトというのはちょっとした友達とはわけが違うのです。

バスケしかしてないような連中には試合というのはもう自分のアイデンティティを誇示する為の生きるか死ぬかみたいな、またはモテるかモテないかくらいの世界。

それをともに闘い抜くというのは、ベトナムで同じ部隊に所属していました。というくらい大きなことなんです。


あー渡部のためにいい話をしようと思っているのに、方向ちがうなぁ。。


でも、そんな仲間が横山の他にもいて、そいつらとは1年に一回しかあわなくたって横山と同じように思える。

勇気をくれるし、犠牲もいとわないと思える。友達とはちがう特別な感情だと思う。


35年の人生の中でこれを味わえたのラッキーだったと思う。


そして、今までこうやって前向きに困難に取り組めるのも、ひとつひとつ小さな壁を乗り越えてきたからやし。超えたときの気持ちよさが忘れられへんからやと思う。



そしてそれが、なんで出来るようになったかというと

バスケットボールやったからです。

自分にとっては、野球でもサッカーでもできへんかったと思う。


バスケットボールという美しい競技に心底魅了されたからだと思う。


三井が安西先生に 先生バスケがしたいですと言ったシーンは 

大体の人が泣いてるシーンだと思いますが、

こういう人間には特に泣ける言葉やった。
授業中机の下に隠して読んで2限目と4限目に声を出して泣いたし。

今書いてて泣きそうになるし。


あれは井上雄彦がすごいのもあるけど、バスケがすごいんやと思う。


アイロニーをお客さんにとって世界一好きな花屋、マイ花屋にすることと同じように

自分たちのチームと思えるようなチームがあったら人生がどんな豊かだろうと思う。



兵庫に住む人にとってそれをやろうとしているこの男、渡部は実はバスケをしていない。


これから、彼の前には想像できるだけでもきりがないくらいのバラエティに富んだ

困難がアソートで待っている。

 
これを応援して下さるみんなと一緒に一つ一つこつこつと乗り越えて行くことで

バスケットボールプレイヤーとしてチームメイトになれるだろう。


ここ一本いけよ渡部。




そんなわけで、渡部の話を聞いてみようぜという会を開催します。


2月18日(金)20時から 場所は バスケ仲間が二代目な

芦屋の老舗ジャズバー(レストラン?)レフトアローン

会費5000円でおいしい広東料理と飲み放題です。


渡部を応援したい、話が聞きたい、個人レベルで協賛したい、企業レベル協賛したいという方がいたら、谷口 flowbulous@gmail.com までメールください。16日まで受け付けてます。


いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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