blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2008年10月17日

嬉しいお客様




社訓を掲げてから顧客満足について考える日々が続いています。

顧客満足について書かれている本を読み漁ってみて

わかったのは、今はまだまったく出来ていないということです。

本当にまったく恥ずかしいくらいできていません。

どうすれば、顧客満足度一番の花屋になることが出来るか?

仕事の合間に瞑想したり、アマゾンでさらに本を買って読んだり、考えるだけにならないように接客してみたり、しながらもやもやした日々をすごしています。

そんな中今日はめちゃめちゃ嬉しいお客様がアイロニーに来てくれました。

大きな病を患ってずっと入院生活をしていた、花業界の大先輩で、

パリ通信でおなじみ6コンや僕やヨコヤマの父親のような存在の愛すべきオヤジがふらりと店に来てくれたのです。

手術がうまくいってもうすぐ退院できると聞いていたのに、最近またちょっと熱がでて調子よくないという噂を聞いたのでまたお見舞いに行かねばと思っていた矢先だったので、それはもうほんとに嬉しくて嬉しくて。

今日は外泊したとのことでしたが、いよいよ退院できるらしく、退院したら朝の散歩コースにアイロニーを入れてくれるようなので、寒くないようにブランケットとお茶を用意しておこうと思います。

自分の店はもう閉めてしまったので、花屋という空間でのんびりお茶をしたいと思うのです。

気の済むまで、毎日でもずっーといてくれたらいいなと思います。

業界の大先輩とか、市場であって色々なことを教えてもらったりとか、もちろんそんなこともあるのですが、単純にこのおじさんの人柄が大好きなのです。

たぶん、6コンもヨコヤマも、市場で仲良くしていた花屋のみなさんもみんなそうだと思うのです。

このことをブログに書こうと、嬉しいお客様とタイトルをつけてみて、

お客様にももっとこんな気持ちを持つようにしようと思いました。

いい花を提供しよう。いいサービスを提供しなければということばかり考えず、もっとアイロニーにきてくれるお客様に心を開いてみようと思いました。

アイロニーを大好きなってもらうには、まず僕がお客様のことを大好きになってみようと思えた日でした。

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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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