« 2008年7月 | メイン | 2008年10月 »

2008年8月 アーカイブ

2008年8月10日

贈り物。の巻

8月7日(ハナの日)に生まれたあこちんにアイロ二ブーケを贈りました。

今年に入ってから、家庭の事情でアイロニーをお休みしているので、
あこちんのお誕生日にはアイロ二花をあげようと決めていたのですが、
ワタシのお気に入りアイロ二バラ“イブピアジェ”が予定外に入荷してきたので、
しめしめと思い、歳の数のバラのブーケを作りました。



イブピアジェ34本ブーケ。。。
結構な大きさになりました。
ゴージャスっ☆
そして、私たちの年齢もゴージャスっっ☆☆☆

当日配達に行こうと思い、
“配達に行きたいんだけど、いる?”とメールすると、
何かもらえる事をすかさず察知したあこちんから、
“17時には戻ってます。うへへへへへへ。ま・つ・て・る。”と返ってきた。

ブーケを束ねていると、横でうらやましそうに見ていたマコちゃんとしおりちゃんが
「なんか恋人みたいですね。」と。
確かに。。。
歳の数のバラなんて普通メンズがニキータにあげるもんっすよね。。。

レッスン終了後、ブーケを持っていそいそとあこちん宅へ。
それはもう彼氏気分です。はい。

ブーケを手渡すとぱぁーっとあこちんの顔がほころんだ。

そう。この笑顔が見たくて花屋になったと言っても過言ではない。
↑この台詞、男やったら使えるのになぁ・・・

自分が作ったお花を渡してこの笑顔がもらえた時のこの心のときめきは、花屋歴何年になっても色褪せないと思いました。
いやこれほんまですよ。

人に贈り物をするのって楽しいですね♪
その人のリアクションを想像してうふってなってしまいます。

なーんって数日前は思っていたのですが、
今日はやっぱ贈られる方がうれしいかもーーーっ♪なんて思っています。

だって今日は私の誕生日。
たくさんの方から贈り物をいただきました。

心温まるステキなメールとか。
大好きな生クリームのケーキとか。
かわいいキャラクターグッズとか。
高級ブランドのスカーフとか。
ホームウェアとか。
マンガとか。

やっぱ誕生日はいいっ!

そして、ワタシももらっちゃいましたイブピアジェのブーケ。
毎日アイロ二花を見ていても、やっぱりもらうのはうれしいっ!

ピチピチの若い頃からお花をもらうのが大好きだったから、シワシワのおばあちゃんになっても大好きなんだと思います。

贈り物ばんざーい☆

そして、あこちんとワタシは40になっても50になっても、
70になっても80になっても、
お互いの誕生日を祝い合おうと誓ったのでした。

あこちんとワタシやったら60ぐらいでボケてて誕生日わからんよーになってるやろな・・・





最後に一句

誕生日 贈り贈られ イブピアジェ

イブピアジェ。とーっても素晴らしいアイロ二バラです。
その魅力は花図鑑に詳しく書いてまーす。
スタッフが増えて、時間ができてきたのでまたどんどん花図鑑アップして行きますねー♪

2008年8月18日

目指すはアルティザン。の巻

アイロニーブライダル部のカタヲカさんとしてやってきて早1年半と少し・・・
先日、記念すべき初ウェディングブーケを作りました。

まだ作った事無かったんかいっ!と突っ込まれている方もいらっしゃるかもしれませんが。。。
もちろん友達のブライダルや、2次会用のブーケなんかは作った事あります。
でも、なんかワタシ的には今回が初めてという気がしてなりません。
成功した満足感みたいなものを感じました。

お花のお稽古などでウェディングブーケを作った事が何度かあります。
花屋になる前はウェディングブーケぐらいすぐに作れるようになるだろう安易に考えてました。

アイロニーに来て、お花のプロとしてお金を頂く事の難しさを知りました。
今までお花をやってきたという自信やプライドがこっぱみじんこに崩れました。

私は花仕事ゼロからのスタートだったので、
アイロニーの商品として自分が作ったアお花をお客様に提供するまでに、
それはそれは時間がかかりました。

花屋になったからといって、すぐに花に触れる訳ではありません。
最初はオアシスセットやアレンジの仕上げをしながらとにかくアイロニ花を見て、見て、見まくる。

お花の名前を覚え、お花の知識を叩き込み、やっとこさ切花の販売。
販売の仕事はやった事がないので、満足な接客ができるようになるまでかなりの時間がかかりました。

小額のアレンジメント&花束の作成。
小額だと使えるお花が限られてくるので、その中でどれだけお客様に満足頂けるものを作れるか、
そこがとても難しく、だからこそとてもいい勉強になりました。

今はいろいろと作らせて頂いていますが、まだまだまだまだ発展途上です。



タナカケンさんのブログにありましたが、パリでは花屋はアルティザン(職人)と呼ばれるそうです。
ワタシはそのアルティザンを目指しています。


アイロニーではお店で作っているアレンジメントや花束を全てオーナーがチェックします。
時には「綺麗にできているけど、うちの花じゃない。」と言われることも・・・。

「美味しいけどうちの味じゃない。」
修行中の料理人も厨房でこんなことを言われているのかもしれません。

その店の持ち味が出せなければ職人ぢゃない。

アイロニーのアルティザンになるために、アイロニースタイルを叩き込んでいかなければなりません。
アイロニーの味を好んで下さるお客様に、代わらぬ味を提供しつづけられるように・・・






ウェディングブーケがうまくいったので、俄然やる気が出ているカタヲカさん。
H.P.のブライダルページもこまめに更新しています。
↑NEWSのとこ見てね♪

なかでもお勧めはこちら。
花嫁の大切な思い出をそのままの姿で残せるウェディングブーケフォトパネル
です☆

2008年8月31日

敬老。の巻

お盆には少し遅れてしまいましたが、先週お休みの日にお墓参りに行ってきました。
結婚してから実家の方のお墓参りには一度も行ってなかったんです。

父方のお墓は遠方でなかなか行けないんですが、母方の方は大阪市内なので車でブーンと行ってきました。

従兄弟14人の中で一番末っ子だった私は、祖父母にはほんとによくかわいがってもらいました。

姉ヲカ含め従兄弟女子チーム8人は順調に結婚して行き、長らく売れ残っていたのが私だけだったので、
独身時代はお墓参りに行く度に「私の事忘れてないよね?」と、他力本願。
終盤は「おばあちゃん出雲大社の神主の娘だよね?出雲大社って縁結びの神様だよね??」と、半脅迫気味に他力本願。

おばあちゃんはちゃんと私の事覚えていてくれて、遅ればせながらめでたく嫁に行けました。

なのに・・・お墓参りには一度も行ってなかったんです。


念願だった『自分が作った墓花を持ってお墓参り』がやっとできました。
おばあちゃんはお洒落な人だったので、とびきりお洒落な墓花を作って持って行きました。
お墓に供えてみると、ヴィヴィットな色目が映えてとても綺麗でした。

おじいちゃんとおばあちゃんが喜んでくれているのを感じました。
二人の声が聞こえてくるようでした。



この仕事を始めてから祖父母の事をよく考えます。

戦後、小さなスポーツ用品店から商売をスタートさせ、晩年は繊維会社を営み成功したおじいちゃん。
“もうかりまっか?”“ぼちぼちでんなー”をあたり前に使っているような生粋の大阪商人でした。

私が知っているおばあちゃんは裕福なお洒落マダムでしたが、
スポーツ用品店時代は、子供をおんぶしながら、万引きする人を追いかけてとっ捕まえたという武勇伝を持っています。
お商売をしながら4人の子供を育て、家事も完璧にこなしてました。
そして、おばあちゃんのお料理の味はおじいちゃんの自慢でもありました。


今もし二人に会えるなら・・・
アドバイスをもらいたい事が山ほどあります。

最近おじいちゃんが夢に出てきました。
仕事で消極的になっている私に、「おじいちゃんがお手本見せたる。」って言ってくれました。
それしか覚えてませんが、きっと天国で私の事を応援してくれているのでしょう。

仕事も子育ても家事も・・・おばあちゃんのようになりたいと思ってはいるんだけど、仕事と家事だけでもう既にちーん。。。
やっぱ明治生まれの女性には敵わないですね・・・。


こんな風に久しぶりに祖父母に想いを馳せることができました。
だから、お墓参りって大事なんですね。



「わしが生きてるうちにあんじょうせーよ。」
(“あんじょうせーよ”は関西弁で、“大事にしろよ”って感じの意味です。)
生前の祖父の口癖でした。
自分でそれを言うところが典型的なB型っぽい・・・


もし、二人が生きていたら、アイロ二花を贈って、私はこの仕事がんばってるって事を伝えたい。
でも、それができないから、時々お墓に自分で作ったアイロ二花を持って行く事にします。

もうすぐ敬老の日です。
皆さんもおじいちゃんやおばあちゃんが生きていらっしゃるなら、生きてるうちにあんじょうして下さいね。

結婚してかわいいおばあちゃんができたので、私は旦那さんのおばあちゃんにアイロ二花を贈ります♪




こちらはお友達の出産祝いに贈ったお花です☆


新しい生命の誕生に・・・
故人を偲ぶために・・・

人生にはお花が付き物ですね。

About 2008年8月

2008年8月にブログ「makimaki日記」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年7月です。

次のアーカイブは2008年10月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Links

当店は妻の日に賛同しています
妻の日公式サイト