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2007年3月 アーカイブ

2007年3月12日

ブライダル通信2の巻

3月3日のひな祭りは大学時代のお友達akoの結婚式でした。


私がアイロニーで見習いを始めた頃からずーっと私を応援してくれているakoだから、

「ウェディングブーケはぜひアイロニーで。」

と言ってくれました。


アイロニーブライダル部として、衣装合わせにも一緒に行きました。

三十路過ぎたといえどもああいう所ではかなりテンション上がっちゃいます。

付き添いのくせにやたらテンション上がっちゃいました。

やっぱりいくつになっても女性にとって結婚式は特別なイベントなんですよねー。

とか言いつつ、その後は二人で新地に繰り出したんですけどね。呑みおさめ。呑みおさめ。。。

何てったって独身時代の私たちはいつも新地で飲み散らかしてましたからー。


akoの結婚式はとある格式高いホテルで行われました。

そのホテルはお式当日を迎える前に写真だけを先に撮る“前撮り”のシステムがあるので、2日連続でブーケをお届けする事になりました。

前撮りの日はいつもの如くテンパって一人で納品に行くつもりが、ヨコヤマさんに運転してもらって行く事になりました。

そしていつもの如く車の中で

「あぁーーーこれから長年この仕事をしていく上で、いつかどないしようもない状況に陥るかもしれん。。。怖いわー。どーしよーーー。。」

といらぬ心配をしていていると、

「ヲ前どんだけ心配症やねん!」

とヨコヤマさんに突っ込まれた。

でもね、そんぐらい心配しててちょーどいいねん。
私自分でも信じられへん事しでかすねんからっ!


さすがに二日連続となると手馴れてきて、当日はとても綺麗に早く仕上がった。
ヘッドドレスもふんだんに作れたし♪

タニグチさんがブーケを仕上げている間に、私はお店の近くの美容室でお着物を着付けてもらいに行きました。

akoは学生の頃から茶道や着付けをやっていたので、akoの結婚式はお着物でって前から決めてたんだー。

実家に帰った時にお着物をいろいろ物色していると、私が一度も着たことがない振袖を発見。
母が結婚式に着た振袖。
成人式の時、

「とってもいいモノだからこれを着なさい。」

と言われたのに、

「そんな古いの嫌や。」

と違う振袖を着た私。
今になって古いものの良さがわかってきました。

「これに決めたー☆」

明らかに振袖を着るお歳は過ぎておりますが、今回で着おさめやから許しておくれ。


久々のゴージャス披露宴でした。
ひろーーい披露宴会場にakoが登場すると、綺麗ーーー☆☆☆と歓声があがりました。

お式の時とはまた違った雰囲気でとっても華やかでした。
ヘッドドレスもいっぱい綺麗につけてもらってるー♪

いっぱい作っといてよかったぜ。
私、ヘッドで使う予定じゃなかったでっかいラナンキュラスまで間違えて使っちゃったしなー。

ウェディングブーケにはバラ以外にも何か珍しい花材を入れてほしいという希望があったので、パフィオベディラムやら、クリスマスローズやら、グリーンのラナンキュラスやら、ちょっと人目を惹いちゃうようなアイロ二花が使われていました。
ホテルの方々にも評判のブーケだったそうで。
こちらがウェディングブーケの写真でーす。
weddingbouquet-ako-w-maedori.jpg


カラードレスは格式高いホテルの雰囲気にぴったりの、高級感のある赤のドレス。
深紅のシルクを真っ赤なリボンで縁取ったドレス。

ドレスの写真を見てタニグチさんはダリアを勧めました。
深紅と赤のコントラストに合わせて、ダリア“黒蝶”と”熱唱”を合わせます。

“黒蝶”はまさにその名の通り、蝶々が羽を広げたような華やかな深くて濃い赤のダリア。
“熱唱”は情熱的な赤のダリアです。

こちらが2種類のダリアのブーケ。
weddingbouquet-ako-r.jpg


ドレスもブーケもほんとにakoにぴったりでした☆


高砂席で旦那様と初対面でした。

旦那様「はじめまして。お噂はよく聞いてますよ。」

makimaki「はじめまして。これからは奥様にお花をあげて下さいね♪」

makimaki高砂席にて妻の日営業。

だってakoってばずーっと妻の日ビーム出し続けてるのに全部外れてんねんもん。
ココで援護ビーム出してあげなきゃね。

akoとは中学校もおなじだったので、懐かしいお友達にも会えてとっても楽しかった♪
お相撲さんと結婚してる子がいたり、婦人警官になって刑事さんと結婚してる子がいたり。。。
花屋さんになってる私がいたり。。。
いやー。ほんとにおしゃべりに花が咲きました♪

最後にakoは

「ブーケアイロニーでお願いしてほんとによかった☆」

と言ってくれました。
あぁ(涙)。。。なんともうれしいお言葉。。。


そしてakoは今頃バリのアマンリゾートでおくつろぎ中です。
新居はアイロニーのすぐ近くなので、きっとおみやげ持ってお店に遊びに来てくれるでしょう。
ええ。きっと来てくれるはずです。←半ば強制。


2007年3月25日

男目線の巻

今月は新しい見習いのんちゃんが入って来て、フレッシュな風が吹いてるアイロニーです♪
ヲーナーはアタシとあこちんの言動に、「ヲ前らにはフレッシュ感ってもんがない!」っていつも嘆いていたからねー。

かわい子ちゃんです。これがまた。
アイロにゃーは代々べっぴんさんが多い。
昔からかわい子ちゃんが大好きだった私。
大学も同じだったアイロにゃーあこちんには大学時代から目をつけてました。

お花屋さんで働いてるとかわい子ちゃんにたくさん出会えます。
お花を買いに来られるお客さんだったり、レッスンに来られる生徒さんだったり。
女の子好きの私にとってはウハウハです♪

「今日めっちゃかわいいお客さん来た♪」
「あの人結婚を前提に付き合いたいタイプやわー♪」
などとテンション上がってると、
「ヲ前なんでそんな男目線やねん!」とお兄さん方に言われます。


でも肝心なところが男目線ぢゃないんです。。。

男の人と仕事してると、私が全く気がつかないようなアイデアが出てきたりします。
それが効率の良さにつながったり、仕事の簡略化になったり。
うゎー☆すごいなーって思うんですよね。

これどーやって送るの?ってもんを、うまく箱をジョイントさせて見事発送したり、
ラッピングの仕上がりが美しかったり。

昔からそういう男の人の器用さには惚れ惚れします。

小学校4年生の時、技術家庭の授業で懐中電灯を作ったら、
見た目はみんなと同じ懐中電灯なのに私のだけ点灯しなかった。
「ぎゃー!!何でーーー!?」と大騒ぎしていると、隣の席だった男の子がマッハで分解して一から作り直してくれ、みごと点灯☆

そして私の心にも、恋の灯りが点灯☆
マッハでその子が好きになった。


父ヲカもなかなか器用な人で、私が何か作って失敗していると、横からナイスなアイデアを提案してくれる。

小学校2年生の時、工作で自動車を作った。
タイヤをトイレットペーパーの芯で作ったら、車体が重くてうまくタイヤが回らなかった。
「明日車が走ってるとこ先生に見せなあかんのにどーしよーーー!!」と騒いでいると、
父ヲカがトイレットペーパーのタイヤに発砲スチロールを詰めてくれ無事発進。
翌日ノリノリで先生に見せたら、
「誰かに手伝ってもらったの?」と聞かれ、
「お父さんが横で見てたけど、自分で考えました。」とバレバレの嘘をついた。

母ヲカも父ヲカの器用さには一目置いている。
ってか頼りっぱなし?

そして、私も器用なアイロ兄さん達に頼りっぱなし。

ただ私が不器用なだけっつー話ですが・・・。
でもモノ作りは好き。下手のヨコ好き。

お花屋さんの仕事は工作的な仕事が多いんです。
お花を活けるよりも、お花を入れる花器を作るのに時間がかかったり。

私も一応チャレンジしてみるんだけど、だいたいうまくいかない。
そして、ヲーナーに「それはよっこんにやってもらえ。」と言われ、ちーん。。。となる。


例えば何かアイデアが浮かんでも、それを実際形にするってすごく難しい。
一概には言えないけど、そういうのはやっぱり男の人の方が上手なのかもしれない。
だから、どの分野もトップに立つ人は男の人が多いのかもね。

一人でお花の仕事バリバリやっていけたらいいなーなんて思ってた時期もあったけど、
実際花の世界に入ってみると、女手一つなんて絶対無理だよなーって思う。
この仕事今日中に終わるんかぁ!?って思うような仕事が、
予想以上に速く終わったりすると、あー男手二つのとこで働けてよかったなーって思う。

それから男の人って精神的にもあまりムラが無いなーって思います。
女の人ってどうしても感情の起伏が激しくなっちゃう時があるでしょ?
男の人と仕事をしてると、自分だけそんなムラがある気がして申し訳ないなーって思います。
でもこれってどーしよーも無いんだよねー。

その辺を女性ならでは何かでカバーしていかなあかんねんけど、果たして私にそれがあるのかが問題です。
しょーもないとこで男目線になってんと、はよそれ探せってなー。

聞くところによると接客は男性より女性に向いてるそうなので、当面は女目線のきめ細やかな接客を目指してがんばりたいと思います。
押忍っ!


こちらは幼馴染のお母さんにお礼に贈ったブーケ。
ちび時代かわがってもらったおばちゃんをイメージして作りました。


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