今回は私が初対面したアイロ二花を紹介しようと思います。
“ヤドリギ”という植物です。
革のような質感の葉っぱや枝に、丸い雫のような実を結晶のようにつけた神秘的な容姿にまず惹かれたんですが、
”ヤドリギ”という響きに、懐かしさのようなものを感じたので、調べてみることにしました。
ヤドリギ(寄生木)はその名の通り、ケヤキや栗の木などの落葉樹の大木に寄生する植物です。
宿主の幹に根を食い込ませ、栄養や水分を横取りして成長します。
厚かましいことをしている自覚でもあるんでしょうか。
宿主の手前、あまり目立たない実をつけるようです(笑)
このヤドリギの実を鳥達は好んで食べます。
そして、それが鳥の糞になり、また別の木の上でヤドリギは成長していきます。
こういうハングリー精神を持った植物に出会うと、やっぱ植物も必死で生きているんだなーと改めて感じます。
最初に“ヤドリギ”という名前を聞いた時にクリスマスをイメージしたんです。
初めて見たのにどうしてだろう・・・って思ったんですが、
小さい時に教会で読んだクリスマスの絵本にヤドリギの事が書いてあったのを思い出しました。
西洋ではヤドリギはクリスマスと深く関係があるようです。
“クリスマスにヤドリギの下でキスをすると永遠に結ばれる”
という素敵な言い伝えがあったり。
それを聞いて、「大木の上に寄生しているのに、どこがヤドリギの下かわからへんやーん。」って話になったんですが、
別に野生のヤドリギの下でキスしなきゃいけないわけではないんです。
フランスではクリスマス前になると、朝市などでヤドリギのブーケが売り出されていて、
それを玄関のドアの上に飾ったりするそうです。
だから、その下でキスするという手もあります☆
今ならアイロニーにヤドリギがたんと入荷してますので、
お目当ての人がいる方は今年はそんなロマンティックなクリスマスを過ごされては如何でしょうか?
君と好きな人が百年続きますように♪
Merry Cristmas☆