このアイロニ花、何でこんな事になっちゃったんでしょうか・・・。
まったく不思議な形です。
手触りはビロードのようで、造花みたい。
ほんとに生きてるのかな?って思います。
人が手を加えた訳じゃないのにこんな風になっちゃうなんて、自然界ってほんとに不思議ですね。
そこでゼロゼロmakimakiが調査致しました。
植物の茎の先には成長点があり、ここで細胞分裂して上に伸びる。
ケイトウは※花序を作る成長点が帯化し、本来は円錐状の花序になるべきところが帯状の花序になってしまっているそうなんです。
※花序(かじょ)とは枝上における花の配列状態のこと。
更に花序を作る成長点が細胞分裂を繰り返した結果、花序の先端が収まりきらなくなってフリフリになってしまうんだそうです。
こんな面白い形状のお花ですから皆さんも名前の由来はご存知ですよね?
そうです。鶏のトサカに似ているからケイトウ(鶏頭)なんです。
英名もcockscomb(鶏冠)同じです。
ケイトウにはいろいろ種類がありますが、代表的なものをココでご紹介しときたいと思います。
・トサカケイトウ
花序がニワトリのとさかのように扁平。
・クルメ(久留米)ケイトウ
九州で確立された品種。トサカケイトウの花序が丸みをもつ。
・ウモウゲイトウ(フサケイトウ)
プルモーサ(Plumosa)系。花序が細かく分岐する。
・ヤリゲイトウ
キルドシー(Childsii)系。花序が円錐形。
今回ご紹介したアーリーローズは上の4つのうちどれでしょう?
写真を見ると丸みをもってますのでクルメケイトウですね。
この夏チャンスがあれば、他の種類のケイトウもぜひI'llony花図鑑でご紹介していきたいと思います。
ファッションの世界ではデザイナー達がいろんな素材の布を使ってお洋服をデザインします。
アイロニーではアイロにゃーズがいろんな素材のアイロニ花を使って、ブーケやアレンジをデザインします。
色合わせだけじゃなく、変わった素材を織り交ぜて作るオリジナリティ溢れるアイロニブーケやアイロニアレンジをぜひお楽しみ下さーい♪