京都は出町柳の近く。
昔は旧日本軍の施設だったらしい、古びた雑居ビルのエントランスには、
明らかに彼の仕業であろう、尖がった自転車たちが並んでいる。
恐る恐る怪しげなビルの階段を、少し勇気を出して上がってみると、
二階には様々なクリエイター達がおのおの活動する不思議な空間…
その中にあるコーヒーショップの中に、焙煎するいい香りに誘われるように奥へと進むと、
その一角に自転車のパーツが所狭しと並べられた、秘密基地のような彼のアトリエがある。
バッチグーサイクル…
いかにも自由人の彼らしい名前だな。。
ここを訪れたのは、京都の自転車界では有名人であるタクヤさんが、
店をやっているという風のウワサを聞いたからである。
このタクヤさんという人は、いろんなスキルやキャリアを持ちながら、
自由奔放に生きていて、トレードマークの帽子からか、あのスナフキンを連想させる。
その日も彼は、いつものイキイキとした目でいろんな話を聞かせてくれた。
ちなみに、もうすぐ年齢はバカボンのパパに追いつくらしい。(41歳の春だから♪)
あんな40歳、いいよなぁ…
ちなみにここのコーヒーショップ「KAFE工船」は素晴らしいこだわりを持っている店で、
ホームページもなく、宣伝もせず、店の看板すら掲げてないのに、
口コミだけで毎日、京都中からプロアマ問わず、ここの豆を求めて訪れるのだそうだ。
僕がお邪魔した時には、女性オーナーが山のようにトレーに積まれたコーヒー豆を、
一粒一粒ピンセットで選別するという、恐ろしく気の遠くなるような作業をしていた。
彼女の説明によると、豆の形が崩れているだけで味は落ちてしまうのだそうだ。
当然除けられた豆たちはお払い箱へ。。
タクヤ氏曰く、「ウチは“世界一ウマイコーヒーが飲める自転車屋”」
飲んでみて、納得。。
バッチグーサイクル&KAFE工船:京都市上京区河原町通今出川下ル梶井町448
清和テナントハウス2F G号室
たまにこうして異業種の人たちに会って話してみると、毎回とてもいい刺激を受ける。
そしていつも感じる大切で確かなことは、こだわりを持ち続ける、ということ。
また自分やアイロニーの話をすることで、外の視点から見た花業界や、
自分たちがどう映っているかを確認することも出来て興味深い。
走ったり、立ち止まったり、引いてみたり。。
いろんなことをしながら人は働き、毎日を過ごしていく…
“我々はいろいろなことをしている。しかし何故そうするのかはわかっていない”
…アインシュタイン
24時間仕事をする人は人生を謳歌できる、と唱えるとある雑誌の編集長は言った。
「ありふれた言い方だけれど、やっぱり仕事が人生、そうとしか言いようがない。」
こちらも、納得。。
そろそろ芍薬がキレイな季節です。
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