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2009年05月 アーカイブ

2009年05月05日

日常。

 
毎朝、眩しい光に照らされながら、子供を送り迎えするジュリエットビノシェや、
 
国際高校に通うオーランドブルーム。
 
屋根の上を歩く黒猫モカ。
 
いつも同じ仕込みに向かう時間になると現れる、
 
有名イタリアンのオーナーシェフや、あんかけやのご主人。
 
アイロニーの店の前を通り過ぎていく、平和なありふれた日常…
 
 
 
映画“Before Sunrise”の中では、
 
「銀行で金を引き出す男の姿は滑稽だけれど、犬が木陰で眠る姿は美しい。」
 
と表現されていた、“日常”というものは、
 
僕はただそれだけでも、やはり詩的で美しいものだと思う。
 
 
What a wonderful world…
  
 
そう言ってしまえばそれまでなのだけれど。。
 
 
 


いよいよ今週末、母の日が近づいてきました。
 
ご入り用の方、お早めに…
   


 
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2009年05月19日

多摩蘭坂。

 
いつもにもまして大所帯で挑んだ、嵐のような母の日が過ぎ、
 
普通なら落ち着きだす頃なんだけれど、ありがたいことにそんな気配もなく、
 
相変わらずの忙しい日々が続いている。
 
 
 
おかげさまで今年の母の日も、目標も大きくクリアすることができ、
 
スタッフ達の頼もしい働きぶりに確かな手応えを感じながら、
 
その一方、当然スタッフが増えることによって生じてくる課題もあるわけで、
 
いろんな意味で収穫のある一週間だった。
 
そして毎年のことながらこのような繁忙期が、自分を含めたスタッフ全員が成長する、
 
とてもいい機会だと実感する。
 
そしてまた今年の反省を踏まえてレベルアップしていくのが、いいチームなんだと思う。
 
 
 
ご利用頂いた皆様には、年に一度の大切な贈り物のご注文や、
 
中には温かいお礼のメールまで頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。
 
 
 
母の日に限らず、このような花を贈る文化がこの日本でも、
 
もっと成熟していけばと願います。
 
 
 
さて、先週末は東京出張へ。
 
空き時間にも寝る間を惜しんで、あちこち歩き回ったけれど、
 
その合間にひとつ、どうしても心惹かれる場所があって、訪ねてきた。
 
 
 
“多摩蘭坂”
 
 
 
RC Successionの名曲であり、中央線国立駅の南口を出て旭通りを抜け、
 
緩やかなカーブの先にあるこの坂は、キヨシローが青春時代を過ごした場所。
 
 
 

 
 
 
僕がよくRCを聞いていたのは、非常に多感な中学校時代。
 
忌野清志郎は僕の現在の人格形成に、最も影響を与えた人物と言っても過言ではない。
 
 
 
僕と同じような心境でこの日も、彼の歌にも度々登場するこの国立の町には、
 
まるで心にぽっかりと空いた穴を埋めようとするかのように、ファンが訪れていた。
 
 
 
きっと、一ツ橋の芝生に寝転んでみたり、坂の途中で立ち止まってみたり、
 
これからもみんなキヨシローの残してくれたキラキラと輝くカケラを拾い集めながら、
 
こうして生きていくんだろうな。。
 
 
 
それにしてもこんなにも多くのものを残し、こんなにもたくさんの人に愛されて、
 
まったくこの人には敵わないな。。
 

 
 
今回久しぶりに訪れた東京という街は、相変わらず活気があって刺激的で、
 
素晴らしく魅力的であった。
 
 
 
同じく関西から勝負を挑んで成功して、東京で活躍している先輩に会う機会もあって、
 
関西連合として快く歓迎してくれ、ますますこの街で働く日が待ち遠しくなった。
  
 
 
いよいよ現実味を帯びてきたアイロニー東京進出。
  
それに向けては、これから準備すべきことがまだまだあるのだけれど、
 
当面はそんな、楽しみな日々が続きそうだ。
 
 
 

 
こちらは界隈でも有名なBarの11周年のお祝いアレンジ。
 
同じくイケてるBarのマスターよりのご注文。


 

今回の東京LUXE Classも冴えてます。
 
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2009年05月27日

旅の途中。

 
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最近の映画でもあったけれど、「人生やり直せるなら、幾つに戻りたい?」
 
なんてテーマは定番だが、僕は17歳に引き戻されるなんて御免だな。
 
先日アイロニーでもこの話題になったけれど、タニグチも同意見だった。
 
 
 
これは、決して生きることに対して無気力なわけではなく、
 
おそらくこれまでの人生の道のりに悔いがないからなのではなかろうか。
 
つまりこう思える人は幸せなのかも知れない。。
 
 
 
僕はもし、17歳からもう一度やりなおしてみろ、なんて言われたら、
 
今以上にうまくやる自信はないな。
 
 
 
先日のタニグチとの東京出張にて…
 
二人で何処かへ遠出するのは、まだ若かりし23歳の頃に青春18切符で、
 
お気楽な奥の細道的な貧乏旅行をして以来、ということに気がついた。
 
そしてあの頃のフラフラしていた23歳の我々を思い返してみると、
 
今、ウチに見習いのコ達のほうがよっぽどしっかりしてるということにも気がついた。
  
とても偉そうに言えたもんじゃないな…
 
 
 
若いということはそれだけで、素晴らしい可能性を秘めているわけで、
 
見習いスタッフに関しても、このアイロニーでもいい経験をしてほしいと思いながら、
 
貴重な若者の可能性の芽を潰しちゃいけないなあと考えたりもする。
 
そしていずれアイロニーを去る日が来ても、来たときと同じような気持ちで、
 
晴れやかな気持ちで旅立ってほしいと思う。
 
 
 

 
 
 
若い頃は永遠にあると思っていて意識してなかったけれど、
 
人には平等に限られた時間が与えられていて、みな一方通行の道を突き進むようなもので、
 
だからこそ、生きている今の瞬間が大切なんだ。
 
 
 
“人は花がしぼみ、葉が落ちるのを見るが、
 
 実が熟し、新しい芽が萌えるのも見る。
 
 人生は生きているものに属する。
 
 そして生きているものは、変化に対する覚悟を持っていなければならない。”
 
 
 
ゲーテの言葉の意味も、実感をもってワカル34歳…
 
 

 
 
春に訪れた京都円山公園にて。
 
長年我々を楽しませてくれた枝垂れ桜の今…  
 
 
 
 
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