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2008年03月 アーカイブ

2008年03月16日

街。

 
先日、とある雑誌が取材に来られました。
 
なんでも企画は、「憧れの芦屋特集」だそうで…
 

 
芦屋に引っ越してきて2年半、僕がそれまで外から見ていた芦屋という街は、
 
やはりこの“憧れ”に相当するイメージはあったと記憶している。
 
実際住んでみて感じることは、いい店が多く、子供が多く、外車が多く、
 
それでいて決して騒々しくはないという、なんとも不思議な街である。
 

 
海があり、山があり、歴史がある街。
 
これは僕の好きな街の条件でもあって、
 
住んでいながらも、実に魅力的な街だとしばしば思う。
 

 
これから日に日に暖かくなり、晴れの日も雨の日も、
 
心地良く季節の移り変わりを感じられる。
 
新しい始まりの、眩い季節。
 

 
この春、新しく街にやって来た人たち。
 
いつも通りの住み慣れた街にいる人たち。
 
そして見知らぬ場所にふと立ち寄った人たち…
 

 
普段は車で素通りする街も、ゆっくり歩いてみれば、
 
いつもと違う視点と時間の流れが作用して、
 
今まで見えなかったものが見えてきたりもする。
 
これからの季節、夜桜を見上げて散歩なんてのも粋。
 

 
アイロニーにも春が来ます。
 
また例によって少しずつ小出しになりますが、
 
皆様にご報告して参りますので、乞うご期待。。
 

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2008年03月21日

妙。

僕には仕事に関して、ひとつの理想的なイメージがある。
 
それは学生時代、百貨店でアルバイトをしていた頃、
 
一緒に働いていたバイトの先輩「シバヤン」の動きである。
 
 

シバヤンは当時、阪大の大学院生で金属やなんかの難解な研究をしていて、
 
よく実験があるからと言ってバイトを押し付けられた。
 
ただ、将来こんな人がもしかしたら人類を救うのかもなぁ…と
 
思わせるような、実に聡明で楽しい男だった。
 

 
彼とは向かい合ってひたすらラッピングの仕事をしていたのだけれど、
 
抜群にアタマのいい彼の動きは興味深く、いろいろと勉強になった。
 
そして一番印象深いのは、忙しい時こそ冷静沈着に、
 
確実にじっくりとミスのない動きをする、ということだ。
 
ただバタバタ動きまわればいいというものではない。
 
 

実際にシバヤンの動きときたら、目が回るほど忙しい時も、
 
静かでゆっくりとしているのだけれど、とても仕事が早かった。
 
そして、無駄のない動きというものには、美しさすら感じる。
 

 
 
人と出会うことは、本を読むことと似ている。
 
そこから何を読み取るかはその人次第であり、
 
何かを読み取ることが出来れば、その分だけ人は熟していく。
 

 
高校の時のバスケ部のコーチは言った。
 
「カッコイイと思う動きはマネをしろ、必ず意味がある。」
 

 
以前、ブログで書いたことがあったけれど、
 
一流と言われる人は、たとえどんな職種の人であれ、
 
普段から動作,仕草が美しいのだそうだ。
 

花屋ならなおさら、かくありたいよな…
 
掃除する時でさえ、スタイリッシュ。。
 
 
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